阪神・淡路大震災編

「より良い復興 (Build back better)」 事例リスト

ここでは、阪神・淡路大震災からの復興に関する兵庫県神戸市の2つの地域と1つの取組の事例を紹介します。

地図
  概要 復興の状況
鷹取東第一地区震災復興土地区画整理事業 ・鷹取東第一地区は、神戸市の中心市街地である三宮から西へ約7kmに位置し、JR鷹取駅の南東に広がる区域で、震災前は、鷹取商店街を中心とした商店と戦前長屋等からなる、いわゆる「下町」のまちなみを形成している一方、狭小住宅の集積、住宅の老朽化、道路・公園等の公共施設の不足などの課題を抱えていた。

・震災では、ほぼ全ての建物が焼失するという大きな被害を受けたため、早期の復興と住民意向を踏まえたまちづくりの両面の実現、及び次なる震災に向けて安全・安心で快適な市街地整備を、震災復興土地区画整理事業により実現した。
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六甲道駅南地区震災復興第二種市街地再開発事業 ・六甲道駅南地区は、昭和40年に策定した「神戸市総合基本計画」において東部副都心として位置づけられ、JR六甲道駅南側に駅前広場が整備されていたが、大部分は住宅・商業・業務の混在した低利用地区であった。

・震災では、地区の建物の8割が全・半壊するなど甚大な被害を受けたため、市街地の復興と防災公園などを中心とした防災拠点の構築、良質な住宅の供給、地域の活性化や東部副都心としてふさわしい都市機能の整備を、住民意向を取り入れた市街地再開発事業により実現した。
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兵庫県立
舞子高等学校
環境防災科
・阪神・淡路大震災の教訓から、命の大切さや人とのつながりの重要性を学ぶ場が必要との考え方や、高等学校改革の一環として進められていた特色ある学校作りの両面から、平成12年3月から2年間の準備期間を経て、平成14年4月に全国で初の防災専門学科として設置された。

・従前から、同校において総合的な学習の時間などを活用した防災教育への熱心な取り組みが行われていたことも学科創設のきっかけとなった。

・学校教員による授業に限定せず、多数の外部講師の招聘や校外学習機会の提供、生徒によるボランティア活動、小学校への出前授業等、地域コミュニティとの交流、及び他校への活動ネットワークの拡大(防災ジュニアリーダー育成)などの取り組みを特徴とする。

・防災専門科として独自のカリキュラムを作ることにより、教育する側と学ぶ側の相互に“真剣”に取り組み、その成果を地域社会に還元する基本姿勢が自然に醸成されている。
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