もし、1日前に戻れたら…
私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと
大きな手提げ袋が避難所生活で大活躍(新地町 60代 女性 主婦)
東日本大震災(平成23年3月)
避難所の大小にかかわらず、集団生活では荷物がばらばらにならないように収納できる入れ物が必要です。特に今回は避難所生活が想像以上に長引いたこともあり、荷物の整理に苦労した方々は多かったようです。
着の身着のままで逃げ出したため、バッグ類を持っていなかった人も多く、「大きな手提げ袋がほしい」という声をあちこちで耳にしました。手提げ袋がいくつかあると、荷物を仕分けして入れておけるし、必要なときにすぐに持ち歩けるので箱などよりも便利なのです。
リュックがほしいという声も多かったです。貴重品は絶えず身につけておかなければいけませんが、両手は自由にしていたい。だから背中に背負うリュックが重宝なのです。支援物資として届いた大小のバックやリュックはあっという間になくなりました。袋類がこんなに貴重とは、今回の震災で初めて知りました。
今後、何かあって避難しなければならないときには、軽くてかさばらず丈夫な手提げ袋をいくつか持ち出したいと思います。実は震災前は非常用持ち出し袋も何も用意しておらず、「これではいけない」と強く思いました。これからは必要なものをひとまとめにしておき、いつでも持ち出せる準備をしておかなければと思っています。
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html
被災者の実体験を聞く事ができる『一日前プロジェクト』は上記HPでも見ることが出来ます。家庭はもちろん、地域や職場等、
さまざまな話が掲載されていますので、企業の「社内報」や地域での「広報」に幅広く活用してください。