Disaster Management News—防災の動き

第3回防災グローバル・プラットフォーム会合がジュネーブで開催

2011年5月19日(火)から13日(金)まで、「第3回防災グローバル・プラットフォーム会合(以下、防災GP 会合)」がスイス、ジュネーブで開催されました。

 世界の防災関係者が集まるこの防災GP 会合は、国連防災戦略事務局(UNISDR)が主催する防災に関する国際会議で、世界の防災の道しるべである「兵庫行動枠組2005-2015」の推進状況を点検・評価するために開催されるものです。2007年、2009年に続いて3回目となる今回は「より安全な明日のために今こそ防災投資を—ローカルレベルでの防災投資の促進」をテーマに開催されました。
 会合には、パン・ギムン国連事務総長ら国連幹部の他、国家元首級などを含む168ヵ国、25の政府機関、65のNGO、地方自治体などから、2,600名以上の参加者がありました。なお、世界銀行の主催する世界復興会議が防災GP会合の一部として開催されました。
  日本からは、内閣府の東副大臣(防災担当)が政府代表として出席し、その他に多くの研究者が参加しました。東副大臣は開会式典で演説し、東日本大震災に対する各国からの支援への感謝、被災地の復興に向けた決意と共に、さらなる国際防災協力の推進を表明しました。また、2015年にも予定される第3回国連防災世界会議を日本に招致する用意があること、大規模災害の経験を共有するための国際会議を来年開催する予定であることを述べました。
  東副大臣は開会式典に先立って行われた世界復興会議ラウンドテーブルにおいて「東日本大震災〜津波災害からの復旧・復興〜」と題する基調講演を行い、討議に参加しました。また、パン国連事務総長を始めとする国連機関・参加国代表との個別会談を行いました。
  東日本大震災の2ヵ月後に開かれた今回の防災GP会合では、日本の取組が多くの注目を集めるとともに、日本に対するお見舞いや連帯を示すメッセージが多く聞かれました。
  最終日に示された議長総括では、地方自治体レベルでの防災投資の促進など今後の国際防災の推進方策が示されたほか、東副大臣が演説で述べた2015年の国連防災世界会議の招致方針にも言及されました。

世界復興会議ラウンドテーブルで討議する東内閣府副大臣

本会議場の様子

開会式典

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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