防災技術 Front Line

ゲリラ豪雨を予測する
SYNFOS-3D

 近年、ゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な大雨により、浸水害や土砂災害が相次いで発生している。
 財団法人日本気象協会は、新たな総合数値予報システム「SYNFOS‐3D」の運用を今年の7月より開始した。
 これまでの総合数値予報システム「SYNFOS」に、リアルタイムGPS可降水量(約1200箇所の国土地理院GPS連続観測システムGEONETを利用し、大気を通る電波の屈折率から水蒸気量を計算)の情報を取込むなどして、日本で最も細かい2.5㎞格子で1時間ごとに予測計算を行う。
 これにより、約3.6時間先の降水や局地的な大雨の予測など、より正確な雨量予測情報が提供され、住民の安全安心の確保に貢献することが期待されている。


兵庫県佐用の大雨の予測(平成21年8月9日20時、初期値8月9日18時)左:SYNFOS-3D中:従来の当社予測右:実況(レーダーアメダス解析雨量)

兵庫県佐用の大雨の予測(平成21年8月9日20時、初期値8月9日18時)左:SYNFOS-3D 中:従来の当社予測(SYNFOS) 右:実況(レーダーアメダス解析雨量)図提供:(財)日本気象協会

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