Wireless network
中央防災無線網について
中央防災無線網は、首都直下地震等の大規模災害発生時に、総理大臣官邸、中央省庁、都道府県等防災関係機関相互の通信を確保するために、内閣府が整備運用する政府専用の無線通信網です。
防災機関相互の情報共有
中央防災無線網は、災害時の危機管理に不可欠な情報収集と伝達に利用されます。このため、国の機関、指定公共機関及び47都道府県を接続しています。大規模災害時には、総理官邸の危機管理センターを中心として防災関係機関が一体となって災害対応に当たるため、被災地情報等防災情報の共有システムとして重要な役割を果たしています。(図1)

リアルタイムな映像伝送
中央防災無線網は、最新の通信技術を活用して、ヘリコプター等による被災地の映像をリアルタイムで防災関係機関に提供しています。また、緊急災害対策本部と、緊急災害現地対策本部や被災地自治体との間でテレビ会議等により直接情報交換を行えるようにしています。(図2)

24時間、安全安心を確保
中央防災無線網は、首都直下地震等大規模災害により、一般公衆回線が途絶・輻輳する場合にも確実に通信を確保するために、24時間体制で機能維持に当たるほか、停電対策などの信頼性対策に万全を期しています。