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令和8年版 防災白書|第1部 第3章 第1節 トカラ列島近海を震源とする地震


第3章 令和7年度に発生した主な災害

我が国は、その自然的条件から各種の災害が発生しやすい特性を有しており、毎年のように水害・土砂災害、地震・津波等の自然災害が発生している。近年では、平成23年東北地方太平洋沖地震や平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨、令和3年7月1日からの大雨、令和6年能登半島地震等の大規模な災害が発生している。令和7年度においては、トカラ列島近海を震源とする地震、カムチャツカ半島東方沖の地震に伴う津波、令和7年8月5日から9月21日までの間の豪雨及び暴風雨、令和7年台風第22号及び第23号、大分県大分市の大規模火災、令和7年青森県東方沖を震源とする地震等により全国各地において被害が発生した。

第1節 トカラ列島近海を震源とする地震

(1)概要

トカラ列島近海では、令和7年6月30日18時33分、鹿児島県十島村で最大震度5弱の地震が発生するなど、同月21日から地震活動が活発化していた。7月3日16時13分、トカラ列島近海の深さ20km(暫定値)を震源とするマグニチュード5.5(暫定値)の地震が発生し、鹿児島県十島村で最大震度6弱を観測した。その後も同月5日6時29分、6日14時1分、同日14時7分に鹿児島県十島村で最大震度5強を観測する地震が発生するなど、令和7年6月21日8時から令和8年5月6日24時までの間に、震度1以上を観測した地震は2,424回発生している。

トカラ列島近海を震源とする地震により、一部破損の住家被害が1棟発生したほか、十島村悪石島及び小宝島の島民が島外避難するなどの影響が生じた。

震度分布図
震度分布図
震度1以上の地震の発生状況
震度1以上の地震の発生状況
(2)政府の対応

政府は、令和7年6月30日18時33分の地震発生により、18時37分に官邸に情報連絡室を設置した。その後、最大震度6弱の地震を観測した7月3日16時17分、情報連絡室は官邸対策室に改組され、関係省庁の局長級による緊急参集チームが招集された。

7月14日には、坂井内閣府特命担当大臣(防災)(当時)が鹿児島県知事及び十島村村長と災害対応協議を行い、同月31日には十島村役場にて意見交換を実施した。

鹿児島県十島村に「災害救助法」が適用された。

坂井内閣府特命担当大臣(防災)(当時)による災害対応協議(TV会議)
坂井内閣府特命担当大臣(防災)(当時)による災害対応協議(TV会議)


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