1−4 平成20年8月末豪雨に対してとった措置



1−4 平成20年8月末豪雨に対してとった措置

(1)警察庁における対応

警察庁及び関係管区警察局においては,「災害情報連絡室」等を設置して,情報の収集,関係機関との連絡調整等に当たった。また,機動警察通信隊は災害発生直後から警察通信の確保に当たり,警察庁等へ現場映像の伝送等を実施した。さらに,関係都道県警察においては,「災害警備本部」等を設置して,情報の収集,行方不明者の捜索等の災害警備活動に当たった。

(2)消防庁における対応

消防庁においては,災害対策室を設置し,関係機関との連絡調整を行った。

(3)文部科学省における対応

文部科学省においては,災害情報連絡室を設置し,教育委員会等の関係機関から被害情報を収集するとともに,臨時休校等,児童生徒の安全確保のための適切な対応をとるよう指示した。

(4)被災中小企業者対策

中小企業庁においては,愛知県内の政府系中小企業金融機関等に特別相談窓口を設置し,災害復旧貸付の適用,既往債務の返済条件緩和等の措置を行った。

(5)国土交通省における対応

国土交通省においては警戒体制をとり,被害状況の把握に努めるとともに,災害対策用ヘリコプター「まんなか号」による上空からの被害状況調査,並びに,排水ポンプ車,照明車の派遣による災害応急対策等を実施した。国土地理院においては,災害概況図をホームページにて公開した。

(6)気象庁における対応

気象庁本庁及び各気象台においては,監視態勢を強化し,防災関係機関へ気象情報等を提供した。また,各地方気象台においては,警報や気象情報を発表して関係防災機関へ伝達するとともに,報道機関を通じて警戒を呼びかけた。

(7)防衛省における対応

防衛省においては,8月29日に防衛省災害対策連絡室を設置し,情報収集及び連絡態勢を強化したほか,愛知県知事から災害派遣要請を受け,孤立住民の安否確認及び水防活動(土のう積み)を実施した。


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