4−3 日韓防災会議
(1) 日韓防災会議の経緯
1998年10月8日の日韓首脳会談の際に,小渕総理大臣(当時)と金大中大統領が「日韓共同宣言」及びその付属書「21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップのための行動計画」を取り交わし,そのうち行動計画の中で,「両国は,両国の災害への対応に関連する制度,防災体制及び施設についての情報・意見交換を通じ,協力を推進する」こととされた。
このこと等を踏まえ,平成11年12月,東京において第1回会議が開催され,平成13年1月,ソウルにおいて第2回会議が開催された。
(2) 第3回会議の開催
平成13年12月,東京において第3回会議が開催された。同会議では,両国の災害状況と災害対策について報告し,今後は以下の点について事務レベルで前向きに検討していくこととなった。
[1]防災担当職員の相互派遣を実施すること,[2]日韓防災会議が,多数の防災各分野の専門家の出席により,都市地域における抜本的な洪水対策など発展的な政策について議論できる場とすること,[3]日本と韓国の間で防災に関する情報交換を活発に行うこと。
なお,第4回会議は,平成14年秋以降に韓国で開催される予定。