表示段落: 第2部/第3章/7
7 危険物災害対策
(1) 爆発防止等に関する研究
通商産業省においては,次の研究を行った。
a 高エネルギー物質の爆発反応機構と安全性評価に関する研究
工業技術院物質工学工業技術研究所においては,起爆過程の反応機構をレーザ等による分光学的手法等で解明するとともに,実規模で起こる爆発現象を予測する手法の開発研究を行った。
(国費 25,200千円)
b 液化石油ガス供給事業安全管理技術開発
液化石油ガス設備の腐食等による事故を防止するため,供給・消費設備の維持管理技術に関する調査研究等を行った。
(国費 190,668千円)
(2) 危険物災害の防止に関する研究
消防庁においては,危険物災害の防止に関し次の研究を行った。
a 危険物の判定試験法に関する研究
消防研究所において,引火性物質,酸化性物質,自己反応性物質等危険物の危険性に関するより簡便で合理的な試験方法を開発するための研究を行った。
(国費 20,011千円)
b 危険物災害等情報支援システムの作成
著しく消火が困難な物質や人体に有害な物質の性状及び消防活動上必要な情報のうち国民に有益な情報を公開する仕組みを整備するとともに,他省庁との情報交換を進めた。
(国費 38,275千円)