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(3) 震災対策に関する研究
科学技術庁防災科学技術研究所においては,次の研究を行った。
a 震災のリスク評価に関する研究
強震動の地域特性を評価し,震災のリスク評価手法を開発する研究を行った。また,全国強震ネットワークの運営を行った。
(国費 184,327千円)
b 強震観測事業の推進
強震観測事業の推進を図るため連絡会議の運営を行った。また強震動の特性を解明するため,全国の強震観測記録の収集を行い,資料として取りまとめを行った。
(国費 9,168千円)
c 大型耐震実験の推進
共同利用施設として設置した大型耐震実験施設による構造物等の耐震性評価に関する基礎的,応用的研究を行うとともに,必要な装置の更新等を行った。
(国費 121,665千円)
d 実大三次元震動破壊実験施設の整備
構造物等の耐震性向上等を目的とした実大三次元震動破壊実験施設の整備を行った。
(国費 7,991,041千円)
e 木質構造の動的耐震性に関する研究
科学技術振興調整費二国間型国際共同研究により,カナダと共同で,輸入住宅工法の耐震性に関する基礎的データを得るための実験を行った。
(国費 6,567千円)