本委員会においては、住宅が全半壊した場合に、その再建・確保に対する支援の在り方を総合的な見地から検討を行ってきた。このため、検討項目は非常に多岐にわたり、また、各支援策の在り方についても様々な意見が提出された。
検討された施策の内、その一部については、委員の間で合意が得られたが、委員の間でさえ考え方が異なるものも多くあり、本問題の奥深さと困難さを如実に物語る結果となった。
本報告に含まれた各種提案の中で、既にその実行のための環境が整備されているものについては、これを速やかに実行に移していくことが必要であり、このため、関係機関等の今後の取組みに期待するところである。他方、実行のための環境が十分に醸成されていないものについては、今後、各般の議論を踏まえつつ、なお検討を加えていくべきである。