1-3 防災科学研究所のデータによる結果(2)


1-3 防災科学研究所のデータによる結果(2)
 
 野口(1996)は防災科学研究所の地震観測網データを使い微小地震の震源と発震機構を再決定し、フィリピン海スラブの形状を推定した。図1-3にその結果を示す。
 このスラブ形状の特徴は、等深線の走向・傾斜が南西側と北東側で大きく異なり、御前崎南方沖から北西深部方向にスラブが谷の形状をなす様子が明瞭に見られることである。
 
図1-3 野口(1996)によるフィリピン海プレートの上面深度分布(太線で示す)。細い線で示した多角形域が解析領域であり、他の研究結果をまとめたもの。
 
前へ 】【一覧へ 】【次へ

 
 

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

Copyright 2017 Disaster Management, Cabinet Office.