中央防災会議「東海地震に関する専門調査会」(第3回)の御議論について


中央防災会議「東海地震に関する専門調査会」(第3回)の御議論について
 
 第1回調査会での御議論の−つとして、(直前予知の可能性があり、警戒宣言等の手続きが定められている、駿河灘を震源とする)東海地震と、南海地震・東南海地震との関係を考えることが重要であるとのご指摘がありました。
 そこで、溝上座長と震源モデルのとりまとめをお願いしている阿部委員と御相談し、第3回調査会(4月10日)においては、南海地震、東南海地震の取り扱いについても、御議論をお願い致したく存じます。
 また、実りある議論とするために、各委員のお考えのメモや関係資料等を御提出いただければ幸いに存じますので、御提出いただける委員におかれては、4月9日(月)正午までに、事務局あてにメールやFAX等で御送付いただけると幸いです。
 御意見をいただきたい点としては、以下のようなものです。一部の点についてでも結構です。また、そう考える根拠もお示しいただけますようお願いします。
 その他にも取り上げるぺき項目等があればメモや資料等をお寄せいただけると幸いです。
 
(1) 東海地震と東南海地震は連動するか。連動するとすれば、どのように連動しどの程度の可能性か。(近い将来、1つのものとしてほぼ同時に起こるか。ここで、1カ月後、1年後など、連続して起きるが社会的に同時とは取り扱えない期間のものは対象外。)
(2) 東南海地震と南海地震は連動するか。連動するとすれば、どのように連動しどの程度の可能性か。(同上)
(3) 東海地震のみでは起きないと考えられるか。
(4) 東南海地震、南海地震は直前予知できるか。(予知不能な地震があってもかまわないが、異常変動を捉えた場合には地震が発生する可能性がかなり高いものか。)
(5) 御前崎等の異常変動で東南海地震、南海地震も直前予知できるか。
(6) 東南海地震、南海地震の直前予知の可能性は東海地震に比べてどの程度の信頼度か。
(7) 観測機器を設置すれば信頼ある直前予知ができるのか。
(8) 東海、東南海、南海地震すべてについて、被害想定を行い、これを踏まえた予防、応急、復旧、復興にわたる震災対策を的確に行うこととするが、直前予知をもとに事前の避難や交通の制限等を行う地域は、直前予知の信頼性及び事前規制による個人生活や経済にとっての損失等の問題から、東海地震より拡大しないことが妥当であるという考え方についてどうか。
 
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