5. 地震動による被害の拡がり


5. 地震動による被害の拡がり
 
(2) 地盤液状化
被害推定方法: 地盤の液状化強度と地震動によるせん断応力を比較するFL法により推状化層厚、非液状化層厚を求め、両者の厚さの比較により液状化に起因する地盤被害の有無を判定する
基礎データ: ボーリング柱状図ごとのN値、地下水位、密度粒度分布データ、地表最大加速度(PGA)
 
・液状化に起因する地盤被害の有無を予測する。
・FL法は液状化発生を判断するために一般的に用いられている方法であり、N値、地下水位、密度、粒度分布および地表最大加速度などの基礎データが確かであれば図3・2.2に示すようにその適用性は検証されている。
・FL法の詳細は、付属資料に示す。
・FL法を用いて液状化層厚、非液状化層厚を求め、石原(1985)が提案した方法(図計2.3)により液状化による地盤被害の有無を判断する。この方法も図3・2.4に示すように日本海中部地震の被害データにより、その適用性が検証されている。
・必要なデータはN値、地下水位、密度、粒度分布データであり、表3・2.1の方法Bに示すように個々のボーリング地点で液状化の判定を行い、それを微地形分類等のデータを用いて面的に広げる。
・過去地震の液状化履歴図を用いて検証する。
 
(3) 斜面崩壊、長周期地震動による被害
・現在、データの入手方法および被害予測手法を検討中である。
 
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