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EPCF
※「国土庁防災局」は、2001年より、「内閣府(防災部門)」になりました。
地震の技術シミュレーションネットワーク(NEES)
 

 インターネットのアクセスと周辺装置は2004年9月30日までには予定されるNEES装置データ計測速度(おそらくある例ではギガビット/秒に近づく)からギガビット/秒のWANへの進歩に見合う規模で構築される。NEES装置をホスティングする学術的施設やリモートホストサイトはvBNSやその後継であるアビリーンなどの高性能ネットワークとの接続ができるようにする。最初は、2003年9月30日までに、供給過多ではあるが、vBNS、vBNS+およびアビリーン、その他VPNと同等のサービスが適切なサービス品質を保証するために使用される。

 システム統合受賞者は2004年9月30日まで、NEESシステムの要員配置と運用の責任を担う。競争の厳しい業績レビュープロセスに続いて会計年度2004年にNSFにより行われる予定の賞に基づき、NEES管理協会受賞者はNEES共同研究を運営し、2004年10月1日から2014年9月30日まで、NEES資金による研究装置のアクセスを調整する。NEES管理協会は共有装置としてのNEESの研究装置の据付の調整管理の責任を担う。

 NEES研究装置のポートフォリオは5つの装置カテゴリの賞を含むことで完成されることが期待されている。これらのカテゴリは表1に説明されている。

 

4. NEESシステムの設計と性能基準
 
NEESシステムの種々の側面に対する主要な設計と性能基準を以下に示す。これらの基準はNEESシステムの最低必要能力を表わす。

NEESシステム基準
・ NEESシステムの拡張共同研究環境の設計には地震技術共同体研究の文化の社会学に関する理解を組み込む必要がある。
・ すべてのネットワーク機能とデータアクセスに対し簡単で一貫性のあるユーザーインターフェースをもっていなければならない。
・ 出来れば、いつでも在庫があり、広く入手できる研究向けソフトウエアを使用するモジュールサブシステムがなければならない。
・ オープンな規格の使用、オープンなインターフェースの供給、他のプラットフォームの増加、グレードアップ、移行ができなければならない.
・ ユーザーおよびデータベースおよびコンピュータ化とモデルの拡張性をもたらすアクセスの実質的増加を可能にする拡張性がなければならない。
・ 新規の運用(たとえば、新しいサービスと装置サイト等)に拡張出来るサブシステムがなければならない。
・ 3つの主要ソフトウエアレイヤーが構成されていなければなりませ。それらは、個々のNEES装置サイトに対するプログラムインターフェース、データベースのクエリと検索インターフェースを含むネットワーク化された共同研究を可能にするために必要な"ミドルウエア"、ネットワーク化された数値シミュレーション能力を有するアプリケーションの開発と運用環境である。
・ オープンで所有権問題のないデータベースソリューション、データ維持(提案者はmysql、msql、postgresqlなどの"インターネットで開発された"データベースソリューションを検討することが奨励されます)することはもとより、ウエブを通じて集約データや完全データセットにアクセスできなければならない。
・ システムの性能を評価し求める性能を達成する最良の構成を決定するための監視ツールを有し、使用出来なければならない.
・ 個々のサイトのセキュリティメカニズムの相互運用を可能にする単一のセキュリティ構造を提供しなければならない。

サブシステム運用基準
・ 不正の使用とユーザー同士の競合を防止するアクセス制御をもった実験検査と準リアルタイムのビデオを含むNEES装置サイトで管理する活動に遠隔で参加出来るようにしなければならない。
・ 研究者の実験より得られたデータを準リアルタイムで可視化出来なければならない。
・ 実験中および擬似リアルタイムの実験データの交換時も同様に、プロジェクト固有の研究者グループが計画を立てるためのリアルタイム通信ができなければならない。
・ 遠隔データベース管理の設備をもった一時保管の動的分散データベースの規格化されたセットにデータを収集し、蓄積しなければならない。
・ 研究者が地震の特性を選択し、コンピュータおよび物理実験を行うためのパラメータを決定出来る意味論的インターフェースを提供できなければならない。ユーザーがこれらのパラメータや独自の意味を用いたデータベース検索を支援しなければならない。
・ 国際的インターネットを通じて実験に関連した知識のブラウジング、フィルタリングおよび共有の支援をしなければならない。

コンピュータサブシステム基準
・ ユーザーが開発したソフトウエアをエンドユーザーが選択、実行出来、このためにユーザーフレンドリーなインターフェースを提供しなければならない。
・ NEESの一時的データベース貯蔵庫のユーザーフレンドリーなインターフェースを提供しなければならない。
・ モデル出力のためのネットワーク化された可視化環境を提供しなければならない。
・ 研究者がNEESデータベースを使用して数値シミュレーションモデルを実行できるようにデータベースを通じて操作サブシステムにプログラミングインターフェースを提供しなければならない。
・ 大規模モデル試行のために重要な学術的高性能コンピュータ施設に接続出来なければならない。

 

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