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5. まとめ 阪神大震災以降、「リアルタイム地震防災」が脚光を浴びており、多くの機関でリアルタイム地震動モニタリング及び被害推定システムが設置または計画中である。SIGNALはその先駆者であるが、その先見性を高く評価され、(社)土木学会より「平成8年度土木学会技術開発賞」を授与された。
1998年1月より地震発災後の被害把握能力、緊急対応能力を高めるために約3,600ヶの新SIセンサーと地区ガバナ遠隔監視装置(DCX)を用いた"超高密度リアルタイム地震動計測・防災システム"の整備を開始した。今後、新防災システムおよびSIGNALや他機関のシステムで得られた地震データが共有化され、日米を始めとする多くの研究者や公的機関が防災研究を推進し研究成果の共有化のため情報交換を密に実施していくことが望まれる。
6. 参考文献 1)ガス地震対策検討会報告書(資源エネルギー庁監修),P.7 - P.11,1996 2)佐藤・片山・大保・川崎:新しい制御用地震センサーの開発と試作、第18回地震工 学研究発表会、1985 3)吉原・清水・小金丸・中山:クローズ型液状化センサーの開発、第33回地盤工学研 究発表会、P.1083 - P.1084,1997 4)野田・狩野:強震観測データからのオンライン自動震源推定システムの開発、構造工 学論文集、voⅠ.39A,P.629 - P.624,1993
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