記者発表資料

津波観測データの共有化等に関する検討委員会の設置について

平成13年11月5日

1.経緯と目的
    住民等を的確に避難させる等の津波対策を実施するにあたっては、津波現象を正確に予測及び把握することが重要である。また、住民や観光客が的確な避難行動をとることが出来るよう、正確な津波情報をいかに迅速・確実に伝達するかが課題となっている。この観点から近年、地方自治体において、独自に津波観測装置の設置を進める動きが見受けられる。また、地方自治体、大学、民間が協力して自治体間の津波観測データを共有化し、総合的な津波情報を提供するための研究もなされるようになってきている。

    津波現象を把握し津波防災対策へ活用していくためには、関係機関の協力のもと、津波観測データの共有化を図り、多くの地点における観測データを利用することが有効である。しかしながら、各々の機関、自治体等が異なる品質基準で津波観測を行えば、観測データを共有化することが困難となる可能性がある。

    また、各々の機関等で独自に津波観測データが公表されれば、気象庁の津波情報等他の情報と異なる内容となった場合、住民等に混乱を招くおそれがある。

    そこで国が、防災情報として利用に耐えうる津波観測データの品質や機器の設置基準を示すとともに、津波観測データを共有化する仕組みを考える必要がある。

    このため、内閣府、消防庁、気象庁が中心となって、平成13年度災害対策総合推進調整費により、「津波観測データの共有化等に関する検討委員会」を設置し、津波観測データの共有化等についての調査、検討をすることとなった。
2.検討事項
    (1)津波観測機器の設置基準、設置環境等についての検討・整理
    (2)自治体・関係機関が観測した津波観測データの収集、共有化、活用の仕方の検討
    (3)最近の情報技術を活用した、住民等へダイレクトに伝達する仕組みの検討
3.委員会の構成
    別紙のとおり
4.第1回委員会の開催について
    (1) 日時 平成13月11月6日(火) 10:00〜12:00
    (2) 場所 霞山会館(9階) 桜の間
    千代田区霞ヶ関3−2−4
    TEL 03−3581−4671〜3
    (3) その他 冒頭撮影可
問い合わせ先
内閣府 参事官補佐(地震・火山対策担当) 齋藤  誠 (03−3501−5693)
参事官(地震・火山対策担当)付 主査 西宮 隆仁
消防庁 防災課震災対策室震災対策専門官 黒田 晶信 (03-5253-7527)
気象庁 総務部企画課防災企画調整官 横田 崇 (03-3214-7902)
地震火山部管理課計画係長 中辻 剛 (03-3211-8684)





(別紙)

津波観測データの共有化等に関する検討委員会 委員名簿
委員 阿部 勝征 東京大学地震研究所教授  
委員 今村 文彦 東北大学大学院工学研究科付属災害制御研究センター教授
委員 河田 恵昭 京都大学防災研究所巨大災害研究センター長  
委員 廣井  脩 東京大学社会情報研究所長  
委員 駿河  勉 岩手県総務部総合防災室防災消防監  
委員 笹岡 忠幸 高知県総務部消防防災課長  
委員 三宅 偉雄 仙台市消防局防災部長
委員 石川 喜朗 総務省総合通信基盤局電波部基幹通信課長  
委員 大澤 賢修 農林水産省農村振興局整備部防災課海岸・防災事業調整官  
委員 影山 智将 水産庁漁港漁場整備部防災漁村課防災企画調整官  
委員 平尾 壽雄 国土交通省河川局防災課長  
委員 桜井 克信 国土交通省河川局砂防部保全課海岸室長  
委員 森下 保壽 国土交通省港湾局海岸・防災課長  
委員 陶  正史 海上保安庁水路部沿岸調査課長  
委員 布村 明彦 内閣府参事官(地震・火山対策担当)  
委員 秋田谷 誠 消防庁防災課震災対策室長  
委員 横田  崇 気象庁総務部企画課防災企画調整官