「防災とボランティアのつどい(平成17年度)」について

平成18年3月9日(木)
内閣府(災害予防担当)

 平成18年1月22日(日)、東京都墨田区KFCホールを会場に、平成17年度の「防災とボランティアのつどいが開催されました
 この催しは、阪神・淡路大震災をきっかけにできた「防災とボランティア週間」にあわせ、一般国民における防災におけるボランティア活動の理解を広げるために、誰でも参加できるものとして内閣府が平成7年度から毎年度開催しているものです。
 今年は、被災地からの報告、参加者によるワークショップ、様々な活動を紹介するパネル展示などがあり、約190名の参加が、熱心に交流を深めました。
 午前中は、沓掛防災担当大臣の挨拶にはじまり、続いて近年に被災地からの報告として、下記の被災地の関係者から、近年に起きた災害の状況や、対応、また災害をきっかけに広がった人の和や今後に向けての取り組みなどについて報告と参加者との意見交換が行われました。
 ●愛知県新居浜市(平成16年台風16号他)
 ●兵庫県豊岡市(平成16年台風23号)
 ●宮崎県宮崎市(平成17年台風14号)
 ●山口県美川町(平成17年台風14号)
 午後には、下記の4つの分科会に分かれて、ボランティア活動の現状の報告や、今後の活動に向けたキーワードなどについて、5名程度の班毎に分かれてワークショップを開くなどにより、ネットワークの必要性や普段からの取り組みの大切さなど、ボランティア活動についての理解を深めました。
 ●被災地が主役の防災ボランティア活動
 ●若者と防災ボランンティア活動
 ●地域のたすけあいと防災ボランティア活動
 ●地域のネットワークづくりと防災ボランティア活動
 最後に、全体会合で各分科会からの報告が行われ、、「聴き上手」「記憶上手」「褒め上手」「笑顔上手」の4つの上手をうまく活用して人の和を広げていきましょうなど、活発な意見交換が行われました。
 また、会場前の広場では、関係機関の展示だけでなく、防災に熱心な企業や、近年の被災地の状況を写した写真、子供達が作成した防災マップの展示、各災害におけるボランティア活動などのパネル展示も行われ、参加者は熱心に見入っていました。
 内閣府は、今後とも、このようなイベントやホームページなどを通じて、防災ボランティアに関する一般国民への情報提供や交流を促進することにより、防災ボランティア活動の活性化に資してまいります。
【つどいの諸元】
1.日 時    平成17年1月22日(日)  10:30〜16:30
2.場 所    「TFCホール」  (東京都墨田区)
3.議事次第
(1)全体会(午前の部) 10:30〜12:00 (KFCホール)
 開会(防災担当大臣あいさつ)、  オリエンテーション
 被災地からの活動報告 
  ・コーディネーター:室崎益輝氏(独立行政法人消防研究所理事長)
(事例)
 兵庫県豊岡市の事例 (平成16年台風23号)
 山口県美川町の事例 (平成17年台風14号)
 愛媛県新居浜市の事例 (平成16年台風19号ほか)
 宮崎県宮崎市の事例 (平成17年台風14号)
(2)分科会   12:30〜15:20 (110分)  
【分科会A】「被災地が主役の防災ボランティア活動」
 ・コーディネーター:丸谷浩明氏(京都大学経済研究所教授)
 ・昨年度、今年度の被災地で活躍したボランティアからの話題提供、課題提示をもとに、被災地支援のあり方などについて
【分科会B】「若者と防災ボランティア活動」
 ・コーディネーター:中川和之氏(NPO法人東京いのちのポータルサイト理事)
 ・次世代の防災の担い手となる高校生、大学生を中心に、防災、ボランティアに関心がある若者によるディスカッション,情報交換
【分科会C】「地域のたすけあいと防災ボランティア活動」
 ・コーディネーター:馬場正一氏(兵庫県社会福祉協議会地域福祉部長)
 ・被災地での支援活動にとどまらず、地域福祉活動など地域での助け合いの実例を中心に,促進させていくためのノウハウ・留意点
【分科会D】「地域のネットワークづくりと防災ボランティア活動」
 ・コーディネーター:栗田暢之氏(NPO法人レスキューストックヤード代表)
 ・災害に備えた地域防災力を高めるために地域内外のネットワークづくりについて実例をふまえて。

(3)全体会(午後の部) 15:30〜16:30 (60分)(KFCホール)
 ・各分科会からの報告と意見交換
 ・コーディネーター:池上三喜子氏(財団法人市民防災研究所理事)


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内閣府政策統括官(防災担当)

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