スクールを振り返って
平成11年1月15日（金・祝）に実施した「高校生災害ボランティアスクールin OSAKA」の企画立案経緯から当日の活動まで簡単にまとめさせていただきました。
本スクールの実施に際しては、企画立案経緯編にも記述しておりますが、当日の天候や交通事情によって、活動スペースやスケジュールなどの変更を余儀なくされる恐れもありました。さらには、企画段階ではどれだけの応募者があるのかという不安も抱えておりました。
このような不安要因を抱えながら、スクール開講にむけ作業を進めたわけですが、応募状況に関しては、事務局のファクシミリが常に通話中になるほどの申し込みをいただき、その後の参加者選考作業に苦労するほどでした。また、スクール当日は、参加高校生の活動に対する積極的な取り組みや多数の住民の方々の参加など、作業が進行するにつれ、当初の不安が次々に解消されていきました。これは、高須町住宅自治会の皆さまが温かく参加高校生を受け入れてくれたこと、さらには、参加高校生の指導をお願した石井布紀子さん並びに応援の地元ボランティアの皆さんの適切な助言や防災ボランティア活動に対する熱い思いのたまものと考えており、その結果、盛況のうちに行事を終えることができました。
また、このたび、国土庁が制作した災害ボランティア普及啓発ビデオテープ（「ほんの少しの勇気」～高校生の防災ボランティア体験～）の中でも、本報告書では表しきれない参加高校生の明るい表情や真剣に活動に取り組む姿が紹介されておりますので、あわせてご覧いただければ、よりスクールの様子を知っていただけるものと思います。
最後になりましたが、行事にご協力いただいた関係者の皆さま方並びに生徒を積極的に送りだしてくださったご家族や先生方へ改めて感謝とお礼を申し上げます。また、今回の参加高校生からのメッセージとして「全国にはボランティア活動に積極的に参加したいと考えている高校生がこんなにたくさんいました」という言葉をご紹介し、このスクールに関心をもっていただいたすべての高校生たちが、21世紀に向けて防災ボランティア活動の輪を広げる一翼を担っていただくことを願い、終わりのあいさつとさせていただきます。
「高校生防災ボランティアスクールin OSAKA」事務局
