国分町交番支援システムＡ-Ｎｅｔ運営委員会の取組み  １

国分町交番支援システムＡ-Ｎｅｔ運営委員会の取組み

１．活動地域の特徴

　・仙台市の古くからの繁華街であり、商業、それも飲食業や風俗関係がある歓楽街を含むことから、近年は防犯の観点から、国分町自主防犯パトロール隊が結成されている。
２．経緯
・もともとは、国分町交番連絡協議会(6町会)、国分町地区防犯協会、交通安全協会国分町支部があり、夫々が活動を行っていたが、県警が移転するに伴って、国分町交番を新たに整備しなおすことになり、これを契機に、ITを活用した新たな試みができないかと、三者が協力して国分町交番支援システムA-Net運営委員会がたちあがった。
３．活動体制

・国分町交番連絡協議会(6町会)と国分町地区防犯協会と交通安全協会国分町支部が協力し、その関係者が集う国分町交番支援システムA-Net運営委員会が、情報システムの整備・運用を行っている。
４．活動内容
（１）防犯・防災情報のメール配信システムの構築と運営
・月会費5千円で、国分町交番からの警察情報の速報を携帯メールに受けるシステムを構築。(現在は、約百行っている。設置費用込みで、運営委託会社に運用を委託している。登録者は、町内の役員が認める方に限定している。新聞記者にも配信しないことになっている。警察側は1班、2名が配信担当となっている。
・実績では、8月は8件、警察情報を速報した。
（２）交番への地図案内システム導入
・国分町交番は繁華街にあることから、道案内に一日60名にも及び、本来業務を遂行する上で負担になっていた。そこで、メール配信システムを稼動させるパソコンを交番内に置くにあたって、警官が道案内する際に活用できるように地図ソフトを購入し、道案内にも活用している。道案内については交番業務の大きな負担削減にもなっている。
５．今後の取組み
・個人へのアクセスが保障されるという意味で、携帯は優位性を持っている。このため、将来的には、このネットを活用して、情報の集約する仕組みの構築も検討する予定となっている。