グループ名称 | 岩手県宮古市(旧田老町) | |
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活動地域の特徴 | 津波災害(避難対策) | |
対応する災害 | 地方都市圏(住宅系既成市街地) | |
活動の概要 | ■津波災害に強いまちづくり ■住民による防災施設づくり ■防災関連施設の維持・管理 | 津波観測システムテレビカメラ並びに防災行政無線スピーカー |
旧田老町は、過去に幾度となく津波による壊滅的な被害を受けてきた歴史があり、「津波田老」とまでいわれてきた。昭和8年の「三陸大津波」では911人が犠牲となっている。 津波後の村議会では、津波にたびたび襲われ、再建をしてはまた流されるの繰り返しで、高台への移住や、全村民が満州にでも移住するか、といったようなことが真剣に議論された。しかし、村民一丸となって復興対策を進めることとなり、「田老村災害復旧工事計画」がたてられ百年の大計が始まった。 昭和三陸大津波の翌年から始まった災害復興計画は、大防潮堤、安全に避難しやすい市街地の整備、避難路・避難場所の整備、防災行政無線の整備、津波観測システム等が整備され「津波に強いまちづくり」が進められており、かつて「津波太郎(田老)」とまで言われた町が「防災の町田老」として生まれ変わった。 昭和53年に、津波対策としては世界的にも類のない大防波堤が完成した。その後津波による被害もなく、全国的にも津波に強い町ということで防災関係者、学者、児童生徒等視察に訪れる人が多くなった。全国沿岸市町村の中には、この旧田老町の防災施設を参考に、施設整備を進めている自治体も数多くある。 | ||
組織の特徴 | 市町村 | |
支援制度の活用状況 | なし | |
活動ニーズとの対応 | 目に見える防災まちづくりの成果を上げたい 新たな技術を活用して、地域の防災力を高めたい 防災施設の維持・管理を担いたい | |
活動地域名 | 岩手県宮古市(旧田老町) | |
設立年月 | 事業開始、1934(昭和9)年 | |
ホームページ | http://www.city.miyako.iwate.jp/ | |
info@city.miyako.iwate.jp | ||
記載年月 | 2005年7月 |