グループ名称

グループ名称 目白まちづくり倶楽部
グループの属性 任意団体 活動地域 東京都豊島区
テーマ 住宅地のまちづくり活動が実を結んだ防災上の成果
発表者 柴田 いづみ氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容

・「目白まちづくり倶楽部」は建築家、都市計画家、商店主、主婦などがコミュニティ活動を行なう集まりであったが、目白駅前の再開発に際してできた目白駅周辺地区整備推進協議会に加わり、専門知識を活かして駅前広場等の計画を作り具体的な提案を行なった。普通そういう協議会は御用協議会だが、目白は元気な人たちばかりなので、常に「市民主導、行政参加」で活動してきた。
・私たちの活動の特徴は「日常的に実用的に機能しないまちは、非常時に機能しない」という発想、そしてボランティア活動など含む全ての活動が駅前目白通り長さ2km、幅600mの中で行われている点だ。そして、いろいろな活動が目白駅周辺地区整備推進協議会を中心に、グルーピングされている。
・目白は地盤がよく関東大震災時にも被害が少なかった。「そこそこ」安全なので、誰も助けてくれないだろうから、自分たちで防災まちづくりプランを作らなければいけない。そこでまちの調査をしたところ、自分の家から小学校へ行く間でさえ、危ないところがあると分った。対策を考えるため、住民へのアンケート調査を考えていたところ、「官民の協調による災害に強いまちづくりに関する検討調査」(内閣府・国土交通省)のモデル地区に選定された。そこで「目白レンジャー」「一つ目小悪魔」という目白の防災まちづくりのイメージキャラクターをつくり、アンケート調査を行なった。
・目白は今、防犯面では危ないところだ。一般市民や新しくまちに入ってきた人たちは「防災」は町内会や消防団という既存組織の活動もあって、なかなか関わりにくい面があるが、「防犯」をキーワードにしたところ、60名もの活動メンバーが集まった。防犯をメインに据え、防災面については、目白は東京都「わが町の地域危険度」で評価が低いなど一定の情報を提供しつつ、アンケート調査やヒアリング調査をした。
・その結果で得られたまちの情報は「カキコマップ」という形で整理して皆が使えるようにしている(都市計画協会のカバーページに今でもなっている)。


資料 配布資料 なし ブース展示

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内閣府政策統括官(防災担当)

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