グループ名称

グループ名称 NPO豊前の国建設倶楽部
グループの属性 NPO法人 活動地域 大分県中津市
テーマ 県境を越えた地位協力活動が生み出した防災まちづくり
発表者 代表理事 木ノ下 勝矢氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容 ・豊前の国建設倶楽部は20年ほど前から活動している。私たちの住む場所は大分県と福岡県の県境にあり、行政の谷間地域になっている。県境で交通事故にあっても、ちょっとでも大分県側だと福岡県の救急車は帰ってしまったり、ということが昔はあったそうだ。
・そういう中で、地域づくりを「遊び心」をテーマにやっている。訓練を100回やっても、あまり意味がないと思っている。訓練は失敗する方がいい。失敗する訓練をやろうということでいろいろやっている。
・阪神・淡路大震災では、1週間後に仲間40人が集まり、完結型のボランティアとして、2トントラックを2台調達し、1回1000人分の豚汁の作れる鍋を持って行って、東灘区で4000人分の炊き出しをした。米や味噌も皆持参したが、こちらには「いいちこ」の製造元があるので、協力を求めたところ、当初「災害時に焼酎なんて、会社のイメージが悪くなる」といってなかなかくれなかったが、粘って4000本の焼酎をもらい差し入れした。日本では理解が得にくいが、外国ではアルコールは消毒や精神安定にもよいといって使うようだ。お配りしたところ「本当は飲みたかったんだ」と言って本当に大事そうに受け取られた。
・日本人はどうもかしこまって、訓練のための練習をしたりとか、いろいろやるが、失敗してもいいから、楽しくやろう。ピラミッドのように、責任者が上にたくさんいて、人数は何人来たとか言う話になるが、「顔の見える訓練」というか、遊び心を持って日頃から関わる、ということの方が大事なのではないか。
・防災マップづくり:日頃から使っていないといざというとき役立たないものなので、普段は「観光マップ」として使い、いざという時は災害マップになる。どういうことかというと、いろいろな人の名前が載っていて、観光ではその人に連絡すると地域を案内してくれ、災害時にはその人に連絡するとその辺の安全を教えてくれる。そういう人と人とを結びつけるようなしくみづくりをやっている。
・災害時に「遊び心」ということをいうと
抵抗があると思うが、私達は「遊び心」を中心とした防災に取り組んでいる。

資料 配布資料 なし ブース展示 なし

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内閣府政策統括官(防災担当)

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