グループ名称 | 大岩2丁目自主防災会 | |||
グループの属性 | 自主防災組織 | 活動地域 | 静岡県静岡市 | |
テーマ | 当会地震必至といわれた静岡市における町会の防災活動 | |||
発表者 | 大岩2丁目町内会顧問 鈴木 昭二 | |||
発表方法 | 発表者による説明 | ビジュアルプレゼンテーション | なし | |
発表内容 | ・昭和56年に自主防災組織をつくり、以来活動を続けてきたが、阪神・淡路大震災以降、活動を大幅に見直した。 ・ひとつは「自主防災台帳」づくりで、災害時に役立つ資格や技能を持つ人、及び独居老人や障害者など災害時要援護者について、各自の承諾を得てリストアップ、台帳を作成した。 ・これによって、町内にはアマチュア無線免許取得者19名、看護士18名、医師9名などさまざまな資格や技能を持つ人がたくさんいることが分かった。そうした人たちもアマチュア無線の会を作るなど自発的な活動を始めるようになった。「防災組織」も、看護士は救護班、医師は医療班、アマチュア無線グループは情報班というように町内の有資格者、技能者を活用できるよう見直しをした。 ・また、台帳作成によって災害時要援護者の所在や寝所の位置が分ったので、隣組で相談し、誰が誰を救出するのか役割分担を決めておくことにした。 ・さらに「防災訓練」も見直した。以前は小学校などに集まる「集合訓練」であったが、ひとりでも多くが体験できるよう、町内の班(9班)ごとに防災組織をつくり、訓練もそれぞれ9箇所で実施するようにした。これによって、参加者は900人から1200人に増えた。 ・若い世代を参加させる工夫としては、若い世代はマンションや社宅にいるので、マンションの駐車場を使えるよう交渉して実施したところ、マンション内の子供や親たちのほとんどが参加し、大成功だった。 ・防災訓練に参加することにより、子供や親の意識も向上するので、「見学訓練」から「体験訓練」の形にするよう、行政にも話している。また、町内会だけの訓練でなく、市役所・消防署分団・企業等と共同で実施するようになっており、訓練内容も決まりきった訓練を繰り返すのでなく、一人でも多くの人が楽しく参加できるよう常に工夫をしている。 | |||
資料 | 配布資料 | なし | ブース展示 | あり |