全国防災まちづくりフォーラム:名古屋

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「第2回全国防災まちづくりフォーラム」


1.実施要領

(1)開催主旨
開催主旨は下記の通りである(第2回全国防災まちづくりフォーラムプログラムより)。
“近年、個人や地域の諸団体、NPO等の防災まちづくりの活動が広がりを見せています。その多くは防災を主目的として始まったものではありませんが、何かのきっかけで防災に関心が高まった例も少なくありません。このような動きを支援するため、国としても先行事例の整理・分析と情報提供等に取り組んでいます。
一方、今までも何度となく防災対策の重要性が指摘されながら、大きな災害発生から時間が経つと、一人ひとりの市民や個々の団体等の中で防災意識が低下しがちになります。このため、市民の手による防災活動は、継続の面で苦労が多いといえます。
内閣府では、この観点から、昭和57年以来24年間開催している防災フェアに、平成17年度から「全国防災まちづくりフォーラム」として全国の防災まちづくりに関わる推進者が集う場を設置しております。各地域における防災まちづくりの状況を報告しあい、ノウハウを交換し、相互を励ましあう場とし、永続的な活力を養っていただく機会とすることがねらいです。
今年度は、平成18年8月25日~28日の防災フェア2006の一環として、「第2回全国防災まちづくりフォーラム~名古屋に集う自助・共助の輪~」と題して、防災まちづくり関係者が、自らのすすめる防災まちづくり活動を相互に発表しあうイベントを、シンポジウムや展示とともに実施します。相互に研鑽していただける機会としても活用していただければ喜ばしいかぎりです。”
(2)開催要領
1)日程
平成18年8月27日(日)10:30~18:15
2)会場
講演・活動発表会:名古屋市中区役所ホール
審査講評会:APAホテル名古屋錦(名古屋市中区)
3)実施主体
主催:内閣府、名古屋市、板硝子協会、(社)日本損害保険協会、防災推進協議会
後援:(社)中部経済連合会、名古屋商工会議所
4)プログラム
①プレイベント
日時:平成18年8月26日(土)9:30~11:30)
内容:企業防災・事業継続ワークショップ(企業防災担当者意見交換会)
②講演・活動発表会(参加:一般参加)
日時:平成18年8月27日(日)10:30~16:25
ⅰ.全国防災まちづくりフォーラム活動発表会
(16団体:名古屋市及び愛知県内団体8、県外団体8)
ⅱ.講演
・社寺模型の地震破損実験、及び講演(「ぶるる」デモンストレーションの効果について)(福和伸夫名古屋大学教授)(13:00~13:35)
・「日本損害保険協会の防災の取り組み~「ぼうさい探検隊」活動を中心に~
(保泉彰(社)日本損害保険協会生活サービス部NPO・防災グループ)
(15:45~16:05)
・「防災ガラスのすすめ」(磯崎敏正板硝子協会調査役)(16:10~16:20)
ⅲ.審査講評会(17:00~18:15)
・参加:主催者・審査員・発表者とその関係者
・表彰式
・懇親会

5)各賞と審査基準・方法
①賞の種類

②審査基準

③審査方法

④審査員

5)展示(防災まちづくりフォーラム関連展示)
・防災まちづくりフォーラム参加団体(一部希望者)の展示

2.実施概要

(1)活動発表会(13:00~15:50※時間は実施時間/以下同様)

1)主催者挨拶

・内閣府大臣観桜審議官 武田文男氏
・(社)日本損害保険協会常務理事吉見浩二氏
・板硝子協会総務部長吉見文之氏

2)活動発表

①発表の順番、方法
名古屋市及び愛知県内の活動グループと県外の活動グループが交代で発表する。
1グループ10分間。発表の形、方法は自由。

②発表者

③来場者数約100名

④発表概要

⑤ブース展示

(2)審査講評会

1)表彰式

①伊藤滋審査員長講評

かつて「防災」は専門家の仕事であったが、小泉内閣発足以降、中央防災会議のメンバーや事務方が「専門家でない人が大切だ」ということに気づいた。ここ5~6年NPOが増えているが、これもこうした流れにはよいことで、状況は画期的に変わってきている。今日わが国で
は、防災・高齢者ケア・子どもの教育に関わる「担い手」が大変重要で、担い手にどうがんばってもらうか、若い人をどう育てるかが重要になってきている。この点に関しても防災分野では新しい動きがあり、社協関係など消防団など既存の団体以外の方々が入ってくるようになってきた。
また、地震で倒れない建物を、公に頼むのでなく皆が作ればいいという根本論に目を向けた活動も出てきた。21世紀になって防災の考え方にもこのように新しいものが出てきており、「ソフトが大切」という考え方と同時に、市民の活動にもハード面に目を向けたものが現れている。
今回の発表を見てもこうした新しい流れがよく分かる。専門家でない人々がこれだけ新しい流れに沿った活動を進めているのだから、大学の先生方など専門家も積極的に現場に関わっていかなければいけないと改めて感じさせられた。

②審査結果・表彰式

③盾の授与

今回より、各地での「全国防災まちづくりフォーラム」開催を通して全国の防災まちづくり活動の発展とネットワーク推進を図るため、その象徴として「楯」を各開催地にリレー式で持ちまわることとした。今回は第1回開催地仙台より参加した「仙台市福住町町内会」から、審査特別賞受賞団体(「日吉学区防災安全まちづくり委員会」)にこの楯を手渡す儀式が行なわれた。これにより「日吉学区防災安全まちづくり委員会」は第3回全国防災まちづくりフォーラム(京都にて開催)で名古屋代表として活動発表を行い、第3回フォーラム開催地(京都)における審査特別賞受賞団体にこの「楯」を手渡す役割を担うことになる。

2)懇親会(17:20~18:15)

・表彰式後、発表グループや参加者、審査員等フォーラム関係者の交流を目的に、立食パーティ形式の懇親会が行なわれた。

(3)講演

①「“ぶるる”デモンストレーションの効果について」(福和伸夫名古屋大学教授)
ⅰ.社寺模型の地震破損実験(協力:名古屋大学福和研究室)

ⅱ.講演
・「気づき(意識)、学び(知識)から対策(認識)が始まる」、すなわち防災に関わる啓発の重要性を踏まえ、大学、行政、技術者が啓発の専門家を養成し一般に普及させていく活動についての講演。
・耐震改修の重要性が誰でも分るよう開発し
た体験学習教材“ぶるる”の紹介(パラパ
ラ漫画形式や紙製組み立てキット)
・HPの紹介(名古屋の住所を入力すると東
海東南海地震時の揺れが当該地盤に対応した
ゆれ方として体験できる、家具の止め方によ
る振動状況が映像で見られる等)
②「日本損害保険協会の防災の取り組み~「ぼうさい探検隊」活動を中心に~」
(保泉彰(社)日本損害保険協会生活サービス部NPO・防災グループ
・(社)日本損害保険協会が推進している防災活動の概要紹介。

③「防災ガラスのすすめ」(磯崎敏正板硝子協会調査役)
・地震等によるガラス事故を未然に防ぐための防災合わせガラス等機能ガラスの概要紹介。


(4)プレイベント

~「企業防災・事業継続ワークショップ」(企業防災担当者意見交換会)


1)開催趣旨
現在、国の「防災基本計画」(中央防災会議決定)では、企業がBCPの策定に努めるよう記述されており、東海地震に関する政府の「地震防災戦略」では、10年後の目標に、大企業のほぼすべて、中堅企業の過半がBCP策定済みであることを掲げている。国の対応状況としても、中央防災会議専門調査会(事務局:内閣府)、経済産業省、中小企業庁が、BCPの策定に関するガイドライン、指針を策定している。
これらの背景を踏まえ「防災フェア2006in なごや」(主催:内閣府、名古屋市、防災推進協議会)の一環として開催される「全国防災まちづくりフォーラム」のイベントの1つとして、防災まちづくりの重要な一要素でもある企業の事業継続の達成方法について、講師と参加者の間で活発に意見交換ができるワークショップを、NPO法人事業継続推進機構がコーディネーターとなり開催した。
2)主催特定非営利法人事業継続推進機構
3)日時平成18年8月26日(土)9:30~11:30
4)場所NHK名古屋放送局6階大会議室(参加者規模:70名程度)
5)参加者
事前登録制(無料)。企業の防災担当者、特に事業継続計画(BCP)の策定を検討しようとしている企業の担当者、BCPの策定に着手した企業の担当者など(様々なレベルの参加者のニーズに合わせて内容を工夫)。
6)プログラム

①ミニ講演とパネルディスカッションによる最新資料、最近の議論の紹介
事業継続推進機構が7月に発表した事業継続に関する標準テキストを参加者に配布・解説。また、事業継続推進機構が発表した事業継続に関する資格者制度を含む、BCP、事業継続管理(BCM)に関する最近の話題や議論を紹介。
②参加者との意見交換
参加者の方々との質疑応答、意見交換を、十分に時間をとり実施出席登録者の方々の意向を踏まえ、意見交換のテーマを決め、グループ別討議も実施。


7)講師
丸谷浩明(事業継続推進機構理事長、京都大学教授)
深谷純子(同機構監事・地域振興分科会座長、日本IBM)
事業継続機構の専門家・有識者
内閣府防災担当企業防災担当者(企画官等)


3.企画・準備


目次

所在地 〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1 電話番号 03-5253-2111(大代表)
内閣府政策統括官(防災担当)

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