グループ名称

グループ名称 富士見・飯田橋駅周辺地区帰宅困難者対策地域協力会
グループの属性 任意団体 活動地域 東京都千代田区富士見・飯田橋駅周辺地区
テーマ 地元企業の関わる防災まちづくり活動
発表者 品川 真弓氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容 ・この組織は、大災害時には大都市ではいわゆる帰宅困難者が大量に発生するが、企業が多く立地する業務地区では地元企業自身が帰宅困難者対策を含む防災まちづくりの担い手となるべきという発想のもと、千代田区からの要請を受け、平成17年末地元企業や町内会連合会など21団体で結成された(現在23社賛助団体3に拡大)。直後の平成18年1月17日に千代田区とともに帰宅困難者避難訓練を行なった。
・富士見・飯田橋駅周辺はもともと学校や商店、住宅が多かったが、3年前貨物駅跡地の計画開発により鉄道系や通信系などの大企業も立地した。協力会結成の呼びかけに対し当初各社は、公的企業なので地域協力は確約できない、金銭的負担があるか、備蓄のなさが公開されると困るなど及び腰だった。しかし災害発生時に急に何かをすることは難しく平時から協力関係を築いておくことが大切、という考えのもとに話し合いを進めた。災害時は企業の業務継続や社会的責任を果たすことが第一なので、強制力を持たず、入退会自由、できる範囲で協力するというゆるやかな協力体制とすることでまとまった。幹事会社は私の勤務する大手設計会社で、建築関係は災害時には各地で専門的活動をするので当地でどこまで協力できるかということはあるが、飯田橋駅周辺地区の計画開発に設計者として関与、地域住民・行政・企業によるまちづくり推進協議会にも関わった経緯があり、本社ビルをこの計画地に建てたということもあってお引き受けした。
・参加企業の防災対策の現状調査を行なったが、備蓄も少なく対策が十分でないところが多いことが分ったので、今年度の活動目標は「自助」とした。具体的には災害時には自社に留まることを基本とし、社員や来訪者に対応できる備蓄の整備などを各社で進め、帰宅「難民」を増やさない対策を進めることにした。また、防災担当者だけでやっても意味がないので、社員用に災害時の行動マニュアルとして「サポートカード」を作成、配布した。
・今後の課題は「共助」=地域との連携などきりがないが、企業だけが立地しているのでないことなど、当地域の特徴を踏まえた活動を進めていきたい。

 
資料 配布資料 なし ブース展示 なし

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内閣府政策統括官(防災担当)

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