グループ名称

グループ名称 ボランティアサークルかたぐるま
グループの属性 任意団体 活動地域 名古屋市
テーマ 知的障害者支援サークルによる防災の取組み
発表者 松岡 毅氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容

・私達は1980年の名古屋市のボランティア養成講座受講者有志を中心に活動しているグループだ。講座終了後実際に活動したいと考えていたところ、市がやっている障害者の青年学級の一つと出会い、知的障害者の余暇支援活動を始めた。支援対象者は主に千種区のメッキ工場で働く知的障害者で、メッキ工場に住み込みで働いていて多くは親がなく、年齢も高くなってきている。
・防災活動とのかかわりは、私たちのメンバー1名が阪神・淡路大震災で被災したため、神戸の仮設住宅にボランティア活動に出かけたことに始まる。支援に行ったはずが、被災地の営みから逆に元気をもらった。地元のボランティア団体との縁もでき、災害ボランティア講座を受講するメンバーも出た。以来、中越など被災地域への支援をするようになった。出向くことができないときは、こちらで支援物資発送の手伝いなどもしている。
・普段の定期イベントでは、今回講演された福和教授の「紙ぶるる」や、非常持ち出し選びゲーム(災害時に本当に要るものを選ぶゲーム)なども実施している。また「枕元セット(笛、靴など非常持ち出しグッズの小分けと常備)」の提案なども行なった。
・今後の課題としては、通常の私たちの活動は月一度だが、防災に関してはその程度の係わりでは十分な事ができず、また寮に暮らす障害者に対しては踏み込めない部分もあるのでどう対応していくか、ということである。手立ての一つとして「安心手帳」を一緒に作成することなどを少しずつ始めている。
・これからも、従来からの活動である余暇支援を中心にすえつつ、「防災」の視点を組み込んだ自分たちにできる活動を、人との繋がりを大切にしながら進めていきたい。

 

資料 配布資料 なし ブース展示

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内閣府政策統括官(防災担当)

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