グループ名称

グループ名称 NPO・フュージョン長池
グループの属性 NPO法人 活動地域 多摩ニュータウン南西部長池公園周辺(東京都八王子市
テーマ 人工的に計画された街多摩ニュータウンで人と人との繋がりを深めるため行なってきた諸活動とIT活用による防災の取組みの紹介
発表者 妻野 海郎氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容 ・私達は多摩ニュータウンの八王子に近い一角で活動しており、6年前NPO法人格を取得したが、全国でも少ない事業型のNPO法人として八王子市から「長池ネイチャーセンター」と「長池公園」の管理委託を受けている。
・多摩ニュータウンは35年前に入居が始まった広大なベッドタウンで、高齢化や建物の老朽化などが進んではいるが、緑が多く、防災面ではハード面よりも地域コミュニティに関わる問題が出るだろうといわれている。そこで私達は「フュージョン(融合)」を掲げ、地域の暮らしや生活援助に関わる活動を行なっている。特に早い段階から地域の情報ネットワーク構築を始めた。周辺にはIT企業が多く、仲間にはIT企業の社員も多い。こうしたことから、まずメーリングリスト(“地域の井戸端会議”と呼称)作成を始めた。
・長池ネイチャーセンターではいろいろな活動が行なわれるが、そこにカメラを据えたのが始まりで、インターネットカメラのライブ中継というアイデアが出た。これ
は防災に役立つ「現代の火の見やぐら」として機能させるものだ。モニターとカメラは地元のITベンチャー企業の協力で、企業側は活用データを取ることで研究開発の資料にする。八王子市の協力もあり、「八王子ガーディアンプロジェクト」と称し、9km先の高尾山頂にライブカメラを据え、映像をその企業に線で送り、インターネット経由で全国どこでも映像が見られるものだ。

ネイチャーセンター内のライブカメラ

 

カメラの解像度が高く、八王子市街はもとより、中央高速や都庁(新宿)まで見える。平時には美しい自然や都会の景色を流し、災害時には映像で各地の状況が分ることになる。インターネットで結ぶだけなので免許の要らない方式で、接続さえすればニュータウン全域で状況が把握できるようになる。
・私達はこの4月から暮らしと住まいの相談センター(国交省支援の事業)をニュータウンの一角に設け、防災の相談やお年寄りのデジタル技術活用のお手伝いなどもしている。かく言う私もこの活動の仲間から、IT技術を教わった口だ。
 

ライブカメラの映像:ホームページで見られる

資料 配布資料 ブース展示 なし

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内閣府政策統括官(防災担当)

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