グループ名称

グループ名称 岩滑(やなべ)区自主防災会
グループの属性 自主防災組織 活動地域 愛知県半田市岩滑区全域
テーマ 減災のためのまちづくり
発表者 会長 森 邦弘氏
発表方法 発表者による説明 ビジュアルプレゼンテーション
発表内容 ・岩滑区は知多半島の中央にあり、世帯数約2,400、人口6,400人の住宅中心のコミュニティ活動が盛んな町だ。自主防災会は約30年前からあったが、年1回の防災訓練で終わっていた。3年前に県の「減災のための防災のまちづくり事業」のモデル地区となったことを契機に、人的被害のない地域作りをめざして、組織を再編、地区内に7つの自主防災会を新設し、各ブロックで計画作りのワークショップを行い、全体で取り組む内容を絞りこみ、住民総参加の防災活動を行なうことにした。
・活動のひとつ「家具転倒防止」は自主防災会役員が建築士会や大工さんから方法を学んだ上で要援護者の家で対策を講じるもので、94人のボランティアが参加した。平成18年度には半田市全体で自主防災会が中心となって行なうこの方法を「岩滑方式」として取組むことになった。
・「安否確認の仕組みづくりと訓練」では全世帯の家族名簿を作成、隣組(約10世帯で構成)の組長が全員の安否を確認し区で集約する仕組みを作った。訓練を行ったところ、40分で全員の確認ができた。
・このほか、地元建築士会の協力による通学路のブロック塀診断や耐震診断などにも着手するなど、専門家の協力も得ながら、住民総ぐるみで災害被害を最小限にするためのさまざまな防災活動を進めている。
・成果としては、「役員の防災」から「住民の防災」になり盛り上がりが出たこと、世代間の役割分担がうまくいくようになったこと、専門家との連携で防災まちづくりの質を上げることができたこと、さらに私達の試みが半田市や愛知県の参考に少しはなったのではないかということなどがある。これからも継続して進めたい。

自主防災会役員が 家具転倒防止対策を 実施(岩滑方式)

資料 配布資料 なし ブース展示 なし

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内閣府政策統括官(防災担当)

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