グループ名称 | 可美地区社会福祉協議会 | |||
グループの属性 | その他の既存組織 | 活動地域 | 静岡県浜松市南区可美地区 | |
テーマ | 〜お互いの顔の見られる地域づくり〜 | |||
発表者 | ||||
発表方法 | ビジュアルプレゼンテーション | |||
発表内容 | ◆「災害対策ボランティア部」とは 可美地区は浜松市南区の西端、周囲には新幹線・東海道本線・国道257号が通り、面積約4k㎡に人口約15,000人、古くからの住民と集合住宅等に住む新しい住民とが混住し、4町7自治会で構成されています。私たちの会は浜松市との合併により、自治会や民生委員協議会など地域団体代表を推進委員として平成6年に設立されました。 私たちの活動のうち防災活動は「災害対策ボランティア部」が担い手です。地区では以前からボランティア活動が活発で、合併後は「女性団体連絡協議会」を「ボランティア部」に名称変更、男性の参加も奨励してきました。活動を進めるうちに、災害時には普段から地域で活動する福祉ボランティアが必要との意見が出てきたので、ボランティア部会では災害時には「災害対策ボランティア部」になろうと申合せ、地域の助け合いの担い手になれるように研修を始めました。まず、自らが生き延び工夫をし、家族・地域の命を守り、復旧・復興に備えるために「減災」の学習会を行なうと同時に社協事業にも「防災」「減災」の講座を加え、啓発に努めることが活動の柱です。災害時には赤いテントに集合、ボランティアセンターとします。 ◆活動紹介〜お互いの顔の見られる地域づくり〜 いつ起こるか分からない災害時に大切なのは、「普段からの住民同士のふれあいとつながり」と私たちは考えているので、活動は「お互いの顔の見られる地域づくり」が重点です。 特徴的な活動を二つご紹介すると、まず、8年継続している「ふれあいサマーフェスタ」。赤ちゃんからお年寄りまでのふれあいイベントで、今年も7月に開催、約2,800人が来場しました。中学生100名を含む430名のボランティアがフェスタを支えます。実行委員会は役員ではなく、毎年アンケートで協力すると答えた方と共に、高校生から高齢者まで50人近くで作ります。皆、無理やりではないので、気持ちよく関わってくださいます。当日は赤いテントを本部として、消防自動車も来ますが、夏祭りイベントとして、金魚すくいや子供の浴衣ショウなど楽しくにぎやかに、最後の大抽選会で大盛り上がりします。 もうひとつは9年継続の「ふれあい昼食会」は小学生・大人・高齢者の三世帯交流の場で、子どもたちにアルファ化米を作るところを見せて一緒に作る等、防災意識を高める内容も入れています。ここでも中学生ボランティアが活躍します。 地域の災害を想定した活動では、地域の防災力アップ、被害を最小限に留めるために、自主防災会、民生委員、社協、各種団体、学校やPTA、医師会・歯科医師会といった地域の関係団体による協力体制「可美地区災害対応ネットワーク会議」があり、母親・高齢者・災害時要援護者への防災講座、市の救護訓練、クロスロードゲームによる対応訓練などをしています。 可美地区社協の昨年度の福祉大会では、生き延びるための体験学習を主旨に、災害に役立つ具体的な方法を紹介しました。「防災グッズづくり」ではティッシュ芯のランプ、新聞紙のスリッパ、ゴミ袋のカッパなど、作り方を教え一緒に作ってみました。ロビーの私たちの展示コーナーには防災グッズや車椅子のリサイクルで作った「車椅子リヤカー」も展示していますので、ぜひご覧ください。 見守り合い、支え合える住みよい地域は災害時にも助け合えると考えています。縦と横のつながりを広げながら、顔の見える、心のつながる、安全安心な地域づくりはふれあい活動から。大災害時に地域の支え合いを活かせる地域にしていきたいと思っています。 | |||
資料 | 配布資料 | なし | ブース展示 | あり |