02.7月24日に、派遣されていた自衛隊に対する撤収要請があり、撤収が始まった。

 【区分】
第5期 復旧・復興期(3ヶ月~1年)
5-01.噴火活動の沈静化
2.現地対策本部の廃止
【教訓情報】
02.7月24日に、派遣されていた自衛隊に対する撤収要請があり、撤収が始まった。
【文献】
◆総監部の撤収に関する調整と併行して師団は、重車両の輸送・管理換物品の返納、現地指揮所・管理施設の撤収及び撤収後の連絡態勢・即動態勢等について検討し、撤収準備を実施した。7月24日、方面隊の命令に基づき撤収を開始、27日をもって完了した。伊達の現地対策本部には、8月1日まで現地連絡員を派遣し、関係機関との連絡調整を実施した。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.353]
◆知事の災害派遣要請に基づき被災地に展開していた自衛隊は25日朝から、撤収作業を開始した。約30人が張り付いていた伊達市松ヶ枝町の第7師団現地指揮所でも通信機器などの搬出が行われた。
(中略)
撤収作業はこの日午前、雨の中行われた。現地対策本部に隣接する2階建てのプレハブを拠点にしていた第7師団現地詰め所でも、隊員が物資を次々にトラックへと積み込んでいた。このほか、伊達市内や洞爺村に野営していた第7偵察隊、第7師団司令部、後方支連隊、同司令部付隊、第11普通科連隊など午後3時までに被災地を離れる。
今後は、連絡要員3人が伊達に残り各関係機関との連絡調整業務を遂行する。『有珠山−平成噴火とその記録−』室蘭民報社(2000/12),p.274]
◆7月24日午後5時、北海道知事から北部方面総監に対し、派遣部隊の撤収要請があり、方面隊の撤収命令を発令した。
この間、第7師団及び方面直轄部隊をもって、カテゴリー1区域の特別活動における不測事態対処・一時帰宅支援・気象庁等支援・復興工事支援及び降灰除去作業等を実施した。
各部隊は、方面隊の撤収命令に基づき撤収命令を発令した。
第7師団は7月27日をもって災害派遣を終了し、北部方面航空隊は8月1日幌別駐屯地の航空機監視施設を撤収し、災害派遣を終了した。[『2000年有珠山噴火・その記録と教訓』北海道虻田町(2002/12),p.345]

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