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三宅島噴火災害教訓情報資料集

【三宅島噴火災害教訓情報資料集について】



 三宅島は,平成12年(2000年)7月4日頃から山頂で地震が増え始め,同月8日に山頂で噴火が起きました。8月10日,18日には,大規模な噴火が発生し,9月2日に全島避難指示が行われました。その後、火山活動は全体として低下傾向にあるものの,依然として二酸化硫黄等の火山ガスが放出されており,島民は避難生活の長期化を余儀なくされていました。平成16年の「三宅島帰島プログラム準備検討会」の最終報告,島民に対する「帰島に関する意向調査」,三宅島火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解等を踏まえ,平成17年(2005年)2月1日,三宅村は平成12年9月2日の全島避難指示から約4年半ぶりに避難指示を解除し,帰島の意向を持つ大半の住民が本格帰島期である2月から4月にかけて順次帰島しました。
 三宅島の復興は,これから本格的に推進されると期待されているところであります。このように、火山噴火による災害は、終息宣言が出されるまで長期間に渡り、直接的被害の他、避難生活の長期化など地域経済に与える影響は、多大なものとなってしまいます。
 「三宅島噴火災害教訓情報資料集」は、噴火災害による地域社会への長期的影響の実態を踏まえ、噴火の予兆現象から噴火後に起きた事態への対応を初動段階、応急復旧から復興の始まりに至るまでの情報を収集・整理し、データベース化したものです。将来起こると想定される噴火災害に対し、中央・地方の防災関係機関が参考となる情報を見出し、適切な対応に資することを目的として取りまとめたものであります。ぜひ、多くの防災に携わる皆様をはじめ、多くの方々にご活用いただきたいと考えております。

教訓情報資料集の概要

教訓情報資料集の活用方法

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内閣府政策統括官(防災担当)

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