サバイバルゲーム「彼女を守る51の方法」in六本木ヒルズ【耐震補強フォーラム実行委員会】
特徴
1. 日頃防災への関心が薄い若者や女性が会場を訪れること、参加することに配慮し、六本木ヒルズでの開催、ゲームの上位入賞者等への賞品提供、タレントの活用等を行った。
2. ストーリー映像を見ながらの二者択一クイズを中心に、災害用伝言ダイヤルの操作体験や携帯電話の早打ちクイズなど、参加者が楽しみながら、防災に関する実践的な基礎知識を学ぶことができる。
概要
「第6回耐震補強フォーラム 〜サバイバルゲーム『彼女を守る51の方法』in六本木ヒルズ〜」は、若者や女性をターゲットにした「防災」を語らない「防災」イベントとして、2006年12月10日に、六本木ヒルズを会場に開催された。
ゲームは、六本木ヒルズで震度7の地震に遭遇したという設定によるストーリー映像に沿い、二者択一クイズが出題されるもので、若者や女性を中心に420名が参加した。
サバイバルゲーム会場での炊き出し提供 | サバイバルゲーム形式でのイベント進行 |
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目的
1. 阪神・淡路大震災では、古い木造建物の倒壊による20〜24歳の若者の犠牲者も目立ったことから、耐震補強や家具の転倒防止の重要性について、イベントを通じ地震の怖さを理解してもらいつつ、大切な人を守るためとはいえ自分だけでは解決できない課題があることについても理解してもらう。
2. 政府の中央防災会議が、今後30年以内に首都直下地震が発生する確率は70%、東海地震は87%、宮城県沖地震は99%と公表するなど、近い将来、日本を必ず襲うであろう巨大地震からいのちを守るために、若い世代が地震防災への関心を高め、何をなすべきかを自ら考えるきっかけづくりにつなげる。
経緯及び活動状況
1. 「第6回耐震補強フォーラム〜サバイバルゲーム『彼女を守る51の方法』in六本木ヒルズ〜」は、NPO法人東京いのちのポータルサイト、日本建築学会、土木学会が中心となり結成された「耐震補強フォーラム実行委員会」が、市民と民間が主導する耐震補強の普及拡大のため、2005年6月から開催している「耐震補強フォーラム」の第6回目として開催された。
2. ゲームは、2006年12月10日午後6時に、デートの待ち合わせのため六本木ヒルズに訪れた若い男女が、震度7の大地震に遭遇したとの設定による映像ストーリーに沿い、13問の二者択一クイズが出題されるもので、若者や女性を中心に420名が参加した。
3. ゲームではオリジナルのビデオを作成したが、これはグラビア写真を活用した防災マニュアル本「彼女を守る51の方法/都会で地震が起こった日」及び漫画「彼女を守る51の方法」の使用許可を得て参考としている。また、防災マニュアル本の作者と耐震補強フォーラム実行委員会の監修により、防災に関する13のクイズを行った。また、防災マニュアル本に登場するタレントや漫画家も来場し、参加者との交流を行った。
4. ゲームの優勝者にはハワイ旅行が贈呈されたほか、ゲームで勝ち残れなくても抽選で景品をプレゼントした。参加者の募集に当たり、まずは、会場に来てもらい、参加してもらうため、「サバイバルゲームに参加してハワイに行こう」と呼びかけた。
5. ゲームでは、NTT災害用伝言ダイヤル171、及び、災害用伝言板のサービスを提供している携帯電話各社の協力により、実際の操作体験を行った。また、クイズの中には、携帯電話の早打ちクイズも行った。
6. どこにでもいる普通の学生が日常生活の中で突然地震に遭遇する映像を見ながら、参加者は、その恐怖や悲しみを体験することができた。参加者からは、「このようなイベントは、はじめの一歩としては親しみやすい。」、「地震についての危険が迫っていることがわかりやすく説明されていた。これをきっかけに地震対策をやってみようと思った。」などの声があった。
主催・後援
- (主催)
- 耐震補強フォーラム実行委員会
- (後援)
- 内閣府、総務省消防庁、国土交通省、東京都、日本青年会議所、防災科学技術研究所、日本建築防災協会、土木学会、日本建築学会、地盤工学会、日本地震工学会、日本損害保険協会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本技術士会、NPO法人東京いのちのポータルサイト、NPO法人都市災害に備える技術者の会、地域防災支援研究会
団体名 | 耐震補強フォーラム実行委員会 (事務局:NPO法人東京いのちのポータルサイト) | |
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連絡先 | 住所 | 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-21 |
担当 | 耐震補強フォーラム実行委員会事務局 | |
電話番号 | ||
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ssh19017