防災に関する教科書と副読本(減災への取組)

防災に関する教科書と副読本【教育出版(株)】

 

特徴

1.

小学校や中学校の授業用教材としては、防災対策について、防犯や交通安全と一体となった安全教育用教材として作成されている事例が多い。

2.

都道府県版の教材では、地域独自の災害対策事例を掲載しているものもある。

 

概要

小学校や中学校の授業においては、社会や理科の教科書のほか、道徳用副読本、防犯や交通安全と一体となった安全副読本などを活用し、防災教育が行われている。

安全副読本に関しては、都道府県版を発行して地域独自の災害対策事例を掲載しているものもある。

 

目的

児童が、小学校や中学校における学校教育を通じ、防災に関する基礎的な知識を習得するとともに、自らが「自分を守る」行動や習慣を養うこと。

 

経緯及び活動状況

※以下の記述は、いずれも教育出版(株)に関する内容である。

1.

小学校や中学校の授業用教材のうち、防災教育に使用されているものの概要は、以下のとおり。

※教科書: 学習指導要領に基づいて作成され、必ず使用しなければならない。
副読本: 教科書に準ずるもので、使用の有無・仕方については、各自治体・学校により異なる。

(1)

教科書

  • 小学社会(火災、自治会の取組など)
  • 小学理科(地震、風水害、火山)
  • 中学社会(災害からまなぶ、ハザードマップなど)
  • 中学理科(地震、風水害、火山)

(2)

道徳副読本

  • 道徳は、学習指導要領に規定され、年間35時間が設定されている。
  • 近年では、道徳の時間に安全に関する教育を盛り込むことも求められており、小学校用では、「台風の島に生きた人」、「わたしの町の火の用心」、津波に関する災害伝承「稲むらの火」などが掲載されている。

(3)

安全副読本

  • 安全教育は、学級活動等の時間で適宜指導される。
  • 文部科学省「『生きる力』をはぐくむ学校での安全教育」(2001年発行)に準拠して作成される。
  • 安全教育は地域差があるため、都道府県版を発行して地域独自の災害対策事例を掲載しているものもある。

2.

防災に関する教材の需要をみると、不審者対応などの学校の危機管理に対して関心が高まっている。一方で、交通安全、災害安全に対しての教育も続けられており、その際に、地域の特徴に合った副読本の作成、使用が求められている。

 

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