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内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 防災情報のページ > 広報・啓発活動 > 災害被害を軽減する国民運動 > 家具の転倒防止ボランティア支援(減災への取組)
特徴
65歳以上の1人暮らしの熟年者だけの世帯を対象に、区内の大工さんのグループ(熟年者住まいのボランティア推進協議会)が家具転倒防止金具の取り付けを無料で行っている。
江戸川区は、同ボランティア推進協議会に転倒防止金具を現物支給して支援を行っている。
地元の大工さんが、その専門性を生かして、熟年者世帯に家具の転倒防止策を施し、地震の備えとする。
江戸川区内の建設会社、工務店などの建設5団体が、「熟年者住まいのボランティア推進協議会」を結成し、住まいの修繕が自身では困難な概ね65歳以上の一人暮らしや熟年者だけの世帯を対象に、建設技能者としての技術・技能を生かし、工賃無料(材料費は自己負担)で戸の建てつけなどの補修工事をボランティアで行ってきた。
江戸川区は、本活動の一環として、同協議会に地震対策上の家具の転倒防止工事の実施について話を持ちかけたところ、同協議会の承諾を得ることができ、平成17年度から本取組はスタートした。江戸川区は、L字金具等の材料を供与するとともに事業が円滑に推進できるように協賛・後援している。
本取組の詳細は、次のとおりである。
【対象】
65歳以上の熟年者の単身世帯または熟年者のみの世帯(障害者のみの世帯で自力での取り付け困難者を含む)
【施工範囲】
施工の場所:
原則として居間、寝室、台所
対象の家具:
地震の際に転倒し、居住者の身体に危険を及ぼす恐れのある家具・たんす・食器棚・冷蔵庫など
【費用】
工賃無料(材料は江戸川区が支援)
【施工方法】
L字金具などを使用し、家具を壁などに固定する(※住宅や家具の構造上取り付けができない場合もある)。
【活動実績】
1.
専門性を持つボランティア活動に対して、行政機関が積極的に支援をしている。
2.
対象が自分自身での作業が困難な熟年者であり、家具の周辺の準備等も含めた作業を考慮する必要がある。