トイレ掃除はこまめに。きれいな方が汚されない

東日本大震災(平成23年3月)

トイレ掃除はこまめに。きれいな方が汚されない

新地町 60代 女性 社協職員

トイレ掃除はこまめに。きれいな方が汚されないのイラスト
インタビュー日:2012年9月19日

避難所ではトイレが問題になる! このことはほかの地域の災害報告などから繰り返し伝え聞いていました。汚れたトイレを使うのはだれにとってもとても不快ですし、衛生面からもよくありません。

だから避難先の中学校では、常にトイレを気にかけていました。プールの水をくんだ衣装ケースとバケツをトイレの近くに並べ、使用後はバケツで流す。そして空になったバケツには衣装ケースから水をくんでおく。紙は流さず、個室に1枚ずつ設置したビニール袋に捨てる。水が少なくなったら衣装ケースにくみ足す。こうしたことを、避難所の開設当初からルールとして決めました。

更に、時間を見つけてはこまめにトイレ掃除をし、清潔を保ちました。特に当番制などにしたわけではなかったのですが、とにかくできるだけきれいに保ったことで、少し汚れたときにさっと掃除してくれる人もいたのではないかと思います。汚れ始めを放っておいてしまったら限りなく汚れていくだけだったのは間違いないでしょう。

おかげで結構きれいに使ってもらうことができました。「トイレ使用はルールが大事。清潔にしておくと汚されにくい」ということを体験から学んで実感しています。

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