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仮設住宅でも「禁酒」ルール化 ~アルコール中毒・トラブル未然に防止~

東日本大震災(平成23年3月)

仮設住宅でも「禁酒」ルール化 ~アルコール中毒・トラブル未然に防止~

新地町 60代 男性 自治会長

仮設住宅でも「禁酒」ルール化 ~アルコール中毒・トラブル未然に防止~のイラスト
インタビュー日:2012年9月19日

私たちの地域の住民は、最初は避難所に指定されていたコミュニティセンターに避難し、その後、小学校に移りました。ここで生活した2か月ほど、周辺の方々がとてもよくしてくれて、食べるもの、着るものにはほとんど困りませんでした。トイレ掃除などもボランティアの方々が行ってくれました。

地域単位での避難でしたので、そのまま自治会が機能したのが幸いしたのだと思います。私は自治会長として避難所や仮設住宅の運営にあたりましたが、顔なじみばかりでしたから、まとまりやすかったです。

避難所にトラブルがつきものということはいろいろな人から聞いていましたので、それを防ぐために最初からいくつかのルールを作りました。その一つは消灯時間で、午後9時に決めました。それまでだったら、夜9時に寝る人は少なかったかもしれませんが、反対する人はいませんでした。もう一つが禁酒です。避難所がスタートして間もなくから、避難所内ではアルコール類は飲まないことにしました。

仮設住宅に移ってからも「禁酒」をルール化したところ、「こっそり飲んでいる人がいる」と報告してくる人もいたのですが、そこは見てみぬふり。厳しくし過ぎて窮屈になるのは避けました。緩やかなルールづくりが平和な避難生活につながったと思います。

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