東日本大震災(平成23年3月)
自治会役員として避難誘導~もう少し呼びかけたかった高台避難~
気仙沼市 50代 男性 漁協職員
インタビュー日:2012年9月22日
私は自治会の役員をしていましたので、外に出て、神社への避難の誘導と交通整理をしました。30分ぐらいで白い波が襲ってきました。結局家は、2階だけ残り後は流されてしまいましたが、ただただ「助かっていかった!」と思いました。もともと180世帯あったところでしたが、残ったのはたったの60世帯となってしまいました。
この地区では、度々避難訓練もしていました。避難経路の案内図も素晴らしいものでした。それなのに亡くなった人がいたのは残念です。もう少し多くの方に、高台に避難するように呼びかけていたらと思うと胸が痛みます。
まずは、どんなことがあっても高台に避難することです。この経験を伝え続け後世に生かしてほしいです。
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