乾パン5個の食事 ~いつ届くかわからなかった追加支援~

東日本大震災(平成23年3月)

乾パン5個の食事 ~いつ届くかわからなかった追加支援~

気仙沼市 50代 男性 市民会館職員

乾パン5個の食事 ~いつ届くかわからなかった追加支援~のイラスト
インタビュー日:2012年9月23日

私は市民会館に勤務しているため、地震に遭った日は、市民会館で避難してくる方の誘導を行いました。避難してきた650人ぐらいの人を会議室、和室、玄関、廊下、楽屋に避難していただき、入りきれない人には玄関ホールに入ってもらいました。毛布の備蓄は20~30枚ぐらいしかありません。古新聞、ダンボールも用意しましたが全然足りません。

その日の食事は、1人、乾パン5個です。追加の食糧支援がいつ届くかわからない状態ですから、人数分用意できるものを慎重に配分するしかありません。缶詰の備蓄もありましたが、こちらは全然量が足りなかったので使用しませんでした。情報もない、物資もない、人だけでは多い中での決断でした。

2日目は、おにぎり半分に乾パン。不足分は栄養補助食品で補いました。夕方になり、やっと市役所から塩おにぎり500個が配達されました。17日ぐらいからパン会社が、毎日菓子パンを届けてくださりありがたかったです。

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