東日本大震災(平成23年3月)
仲間の大切さ
~スナック菓子やパンを届けてくれる~
(仙台市太白区 20代 男性 会社員)
お客様の事務所で打ち合わせ中、強烈な揺れ・・・。
当然、打ち合わせを中止して帰社し、上司の指示に従い、社員の安全確認を取ったあとは解散。
一人暮らしなので、実家の両親に何度もメール・電話をするも繋がらず、お腹がすいてきたので冷蔵庫を開けてみると何も無いことに気づきました。
自転車で近隣をまわってみたものの、食料を買えるようなところはどこも空いておらず、途方にくれて家でじっとしていると夜に友人からメールで「大丈夫か?食べるものあるか?」と。困っていることを伝えると、友人2人が1時間後にスナック菓子やパンなどを車に積んで自宅まで来てくれました。この後も、仲間のところに届けに行くと、涙が出そうでした。この時、仲間の大切さに改めて気づかされました。
今回は全く備えをしていなかった自分が仲間に助けられたことに感謝。
もし、震災前に戻れたなら、自分がしっかりとできる限りの備えをし、逆に仲間を助けて回れる立場になれるようにしたいと思いました。