宮城県北部を震源とする地震(平成15年7月)
マスコミ対応におおわらわ
(宮城郡 50代 女性 行政職員)
一番手間がかかったのがマスコミ対応でした。朝昼晩、それこそ1社、2社じゃないので、「被害は何軒ですか」、「負傷者は何人ですか」といった質問に答えるために、一生懸命データをまとめなければなりませんでした。
マスコミの方々も情報を流さなければいけないんでしょうけど、こちらも同じ条件で情報を流さなければいけないから、何人もでは対応できなくて、1人がマスコミ対応に追われてしまったのです。
「○○時にまたおかけします」と言われれば、その時間までにまとめなきゃいけないわけで、結局、指揮をとるべき総務課長がマスコミ対応に入ってしまったので、命令系統がちょっと大変になって、職員も振り回されたかたちでした。
初めて経験する職員も多く、こちらからマスコミにうまく情報を流してもらうなんてことは頭になくて、聞かれれば答えなきゃいけないという状況でした。