「頼りになるのは商売仲間」

宮城県北部を震源とする地震(平成15年7月)

頼りになるのは商売仲間

(石巻市 50代 男性 電器店主)

地震直後に、友達の電器屋に電話をして、「手伝ってくれ」って頼みました。その友達が来てくれたおかげで、けっこう早くお客様の要請に応えることができたと思います。

その友達とはあらかじめ契約を交わしていたわけではなく、おやじが亡くなったあと、ひとりじゃ持てない冷蔵庫などを運ぶとき、「助けてくれ」と言うとすぐに来てくれる関係が、ふだんからできていたのです。

電気工事とかも、5、6人ぐらいの同業者のネットワークがあって、日ごろから互いにカバーしあっていますし、地震から2、3週間たったころには、県の電機商業組合が、県下の組合員に声をかけてくれたおかげで、被害のなかった地区の人たちが応援に来て、接続線がはずれただけといった簡単なものは、その場で修理をしてくれました。

それから、うちが所属するサービス会社の所長さんが電話をしてきて、「1人で直すのは大変だろうから、とりあえず全部預かってきなさい。うちのほうから車を出すから、それに載せてくれれば、お客さんに戻すだけですむようにして返すよ。」と言ってくれました。ほんとうに有り難かったです。

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