「受話器戻したとたんに電話殺到」

宮城県北部を震源とする地震(平成15年7月)

受話器戻したとたんに電話殺到
~お客さん対応で、てんてこ舞い~

(石巻市 50代 男性 電器店主)

私は電器店をやっています。棚が倒れて書類が散乱した事務所を1時間以上かけてかたづけ、ようやく店に入ると、ガラスのショーケースは倒れ、陳列していた商品はすべて床に落ちている状況でした。

夢中でかたづけている間は気がつかなかったのですが、電話の受話器も吹っ飛んでいました。どうりで静かだったわけです。受話器を元にもどすと、お客さんからバンバン電話がかかってきました。「電気がつかない」、「蛍光灯が落ちてきた」、「テレビが吹っ飛んだ」、「電子レンジが吹っ飛んだ」と、いろいろです。

で、すぐに店の片づけを切り上げて、お客さんのところをまわって歩いたのですが、そうしている間もたびたび余震がありました。ちょうど脚立の上で天井の蛍光灯を直しているときに震度6ぐらいの大きな余震が起こったときは、ほんとうに怖かったです。でも、こっちも商売だから「怖いから」なんて言っていられませんでした。

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