「やっぱりみんな倒れてしまった」

宮城県北部を震源とする地震(平成15年7月)

やっぱりみんな倒れてしまった
~物が散乱して前に進めず~

(石巻市 50代 男性)

「ガ、ガ、ガ」ときて目がさめて、「ああ、これがいわゆる宮城沖地震なのかな」って、立ちながら感じていました。

部屋が2階に4部屋ほどあって、私は道路側の階段から一番遠い部屋で寝ていました。そのとき女房はもう朝起きていて、1階で朝ご飯のしたくをしていましたので、無事かどうか確かめに行こうと思いました。

ようやくフスマをあけて部屋から脱出しましたが、家の中のありとあらゆるものが倒れたり、落ちたりしていて、足の踏み場もないくらいでしたので、なかなか前に進めないのです。

で、2階から下の茶の間に行くまでに、10分はかかりました。

ちゃんと地震が来るとわかっていたら、いろんなものを留めていたと思うんですけれども、それをやっていなかったものだから、やっぱりみんな倒れてしまったわけです。

ただ、茶の間の大きな食器棚だけは、L字金具を買ってきて何カ所か留めていたので、倒れませんでした。やっててよかったなと思いました。

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