間近に迫る竜巻、冷静な判断でやりすごす

館林市の竜巻(平成21年7月)

間近に迫る竜巻、冷静な判断でやりすごす

館林市 50代 男性 会社経営

間近に迫る竜巻、冷静な判断でやりすごすのイラスト
インタビュー日:2012年10月12日

外出先から戻る途中で竜巻に遭遇しました。

間近に迫る竜巻は、民家にぶつかりバリバリと音を立てて屋根をひきちぎり、また猛スピードで通り過ぎていったのです。息をのむような光景とはこのことでしょう。アルミ板の壁に屋根がわらの破片が刺さるなど、いつも見慣れた町の風景は異様で無残な光景でした。何年たっても、今でも目の前に浮かぶのは、風に舞う枯れ葉のように竜巻の渦の中でヒラヒラする屋根がわらです。

あのときは、自分でも不思議なぐらいに冷静さを保ち車中から竜巻の動きを目撃していました。畑の中を土煙りを上げ通り過ぎる竜巻を見ていて、このまま走行すればぶつかると思い、車を停車してやりすごしたのでした。このとき空は黒い雲が立ち込めていたのを記憶しています。しかし、雨は大したことはなかった。

自然の猛威の中では、我々はなすすべを持たないことを悟りました。ただ一つ、言えることは常に冷静さを失わずに、周囲の状況を判断していかに身の安全の確保に努めることかも知れません。それだけは身をもって体験したことだから、はっきりと申し上げられます。

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