日ごろの交流活動を生かして全戸の安否確認

東日本大震災(平成23年3月)

日ごろの交流活動を生かして全戸の安否確認

浦安市 70代 男性 自治会役員

日ごろの交流活動を生かして全戸の安否確認のイラスト
インタビュー日:2012年8月29日

富岡の団地内には有志によるボランティア住民交流組織「RAN」(レインボーエイジングネットワーク)があります。4年前に設立し、月1回の茶話会、年4回の通信誌を発行し、現在は50人がメンバーです。

このRANの始まりは、もともとは数年前にお年寄りの孤独死が話題になったころ、この団地にも独居者がいましたので、せめて声掛けによる安否確認は地域の人間としての役目だし、地域に貢献していきたいという思いだったのです。

それが団地内の共有部分の駐車場や階段にある案内板の補修など、今ではお困りごとの対応までやっています。あの日も、消えかかっていた駐車場の白線引きを終わらせ、皆が自宅に戻ってきたときの地震でした。

RANメンバーは自宅の片付けも終わらぬうちに、早速集まってきてくれ、団地内のお年寄りや身体の不自由な方の安否確認をしました。安否リストの作成には個人情報保護法下ではままなりません。そこで各棟の階段の踊り場に張りだされたお名前をもとに、全戸確認とリスト化をしました。これが、その後の救援物資の配布などに役立ったことは言うまでもありません。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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