「遠くに住む第三者を介して家族の安否確認を」

東日本大震災(平成23年3月)

遠くに住む第三者を介して家族の安否確認を

(東京都杉並区 40代 男性 自営業)

私の会社は東京にある築33年のビルの5階。地震の瞬間は、地震そのものへの恐怖と、ビルへの不安、2つの恐怖がありました。

杉並区にある我が家には、妻、そして3歳と生まれたばかりの子供がいるので、歩いて帰ろうと思いましたが、その時です。大阪から出張中の友人から「今晩泊めてくれ」と電話が入りました。

私は帰宅をあきらめ、友人のため、コンビニに買い出しに行きました。近くの通りは、歩いて家を目指す人でごった返し、10人に1人位は防災ずきんにリュック。その備えの良さに感心してしまいました。

その後、埼玉県に住む友人からも「泊めてくれ」と電話があり、震災の夜を男3人で明かすことになりました。

そうそう、午後5時頃買い出しに外に出たら、歩いている人が「○○で、事故があったらしいぞ」と話し合っていました。正確な情報も、不正確なことも含めて、クチコミの早さに感心。また電話がつながりにくい中、震災と関係のない地方にはすぐに繋がったので、遠くに住む人に自分の安否を伝え、そこに妻が電話する・・・など、「遠くに住む人を介して安否確認をするのも有効だなあ」と感じました。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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