「電車の中で大地震と遭遇」

東日本大震災(平成23年3月)

電車の中で大地震と遭遇

(東京都世田谷区 30代 男性 無職)

浦安での打ち合わせを終え京葉線に乗り、もうすぐ東京駅に着く・・・というタイミングで、地震に遭いました。電車は止まり、「ただ今、地震がありました」とアナウンスがありましたが、電車では地震の大きさもわからず、「大したことはないだろう」と思っていました。

そのまま電車の中で20分位待機。しかし皆冷静で、車内は落ち着いた雰囲気です。先頭の1両だけホームに入っていたので、車内を移動しホームに出ましたが、それも皆順番を守り、パニックに陥る様子はありません。

改札を出て地上に上がったところで、再び余震が。東京駅のそばで建設中のビルのクレーンが激しく揺れていました。携帯電話のナビを見ながら、知人のいる田町を目指しました。1時間半で到着。知人のオフィスはビルの8階。非常階段を上ると、壁がひび割れ、壁の建築資材がパラパラと落ちています。「ビルが崩壊しないかなあ」と少し心配に。ビルの中では「津波が来るかもしれないので、移動は控えてください」とアナウンスがありましたが、午後5時頃田町を出発。1時間半位で赤坂の自分の会社に到着しました。

そして深夜2時、Twitter(注)の「電車が動いている」との情報を頼りに、会社を出発し、そこから自宅まで帰りました。電車が動き出すのを待っていた人達が、すでに帰路についた後の時間だったので、混雑は大したことはありませんでした。電車から降りる時には、思わず車掌さんに「ありがとうございます」と声をかけてしまいました。

(注)Twitter:ウェブ上に公開されている、140文字以内の短い投稿(ツイート)を入力して、みんなで情報を共有する無料のサービス。

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