「大渋滞で、救急車が立ち往生」

東日本大震災(平成23年3月)

大渋滞で、救急車が立ち往生
~マイカーの使用を控えるルール作りを~

(東京都北区 40代 男性 トラックドライバー)

私は、トラックドライバーです。地震の発生は、大田区の得意先でトラックを停止した瞬間でした。サイドブレーキを掛け忘れたかと思う位、トラックが上下左右に揺れたのです。停電の中、どうにか配達を終え、川崎市内の会社に戻りましたが、ここからが本当の試練でした。

家が火事になっていないか心配で、マイカーで赤羽の自宅を目指したのです。もちろん首都高速は通行止め。沿道は、徒歩で帰宅されるかた、駅へ向かうかた等で大渋滞。場所によっては、車道にはみ出しているかたも多数いました。信号は停電のため機能せず、車道も大渋滞。結局、地震の発生から家に着くまで、合計で12時間もかかりました。

今になって振り返ってみると、地震で全壊になったり全焼になったりしても、それはそれとして受け止めるべきだったと反省しています。私の様な行動のせいで、道路が渋滞したわけですし、そのせいで救急車等にも迷惑を掛けてしまいました。大地震発生時には、会社や公共施設で待機する、マイカーの使用は控える・・・などのルール作りを進めるべきだと思います。

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