「携帯電話のアプリで、電車の運行を確認」

東日本大震災(平成23年3月)

携帯電話のアプリで、電車の運行を確認

(船橋市 20代 男性 アルバイト)

東京駅で震災に遭い、どうにか浅草橋にある派遣会社に到着したものの、JRも地下鉄も全く動かない。家が千葉県船橋市にある私は、会社で途方にくれていました。

「もう今日は帰れないかもしれない」、あきらめかけた私を救ってくれたのは、携帯電話のアプリ。それもリアルタイムで利用している乗客が、「○〇線が動いていますよ」と教えてくれるアプリでした。深夜0時過ぎ、電車が動いていることがわかり、ギュウギュウ詰めの各駅停車の電車に乗り、どうにか自宅に近い駅へ。着いた時間は、深夜1時30分ごろ。

しかしそこから自宅まで、まだおよそ2時間の道のりです。他にも歩いている人がいることに勇気をもらい、どうにか歩き切りました。

以来、「外出する時には、携帯電話の充電器を忘れない」「仕事先のそばに避難場所があるか確認する」「避難場所までのルートも確認する」を徹底しようと思うのですが、ついつい忘れがちに。駄目ですねえ。

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